ゲームが好きで「ゲームに関わる仕事をしたい」と、中学生の頃から考えていました。高校で学んだなかで「私はデザインよりプログラミングのほうが得意で向いている」と感じ、ゲームプログラマーをめざしてトライデントへ。「でも本当に仕事としてやっていけるかな?」という不安もありましたが、1年生の夏の学内コンペで実際に自分でゲームを作り、それを先生に高く評価してもらえたことが大きな自信になりました。そこから「この勢いでゲーム業界に入るぞ!」って気持ちで走り続けました。
クラスの仲間とのチーム制作を何度も経験するうちに「ゲーム開発の仕事はこんなふうに進めるんだ」というイメージがより具体的に見えてきました。私は「当たり判定の処理」を書いている時が一番楽しくて、そうした「ゲーム作りの中でも自分が一番やりたい仕事、担いたい役割は何か」も少しずつ明確になりました。授業では業界で働く方から直接お話が聞ける機会も多く、その楽しそうなご様子から「好きなことを仕事にできるっていいな!私も絶対ゲーム業界に入るんだ!」という想いが強まりました。
人前で話すのは苦手でしたが、授業内で発表する機会が多く、そこで鍛えられた力が就活の面接でも役立ちました。一人では勇気が出ずになかなか踏み出せなくても、この学校で背中を押してもらってたくさんの経験や挑戦を重ねることができ、そのなかで自信や実力が高まっていったと感じます。セガの内定が決まった時は、めちゃくちゃうれしかったです。好きなことを極めていくのは楽しいですし、みなさんもいろんな経験をして「何が好きか」を見つけて、強い気持ちで挑んでほしいです!