コマ撮り作品の制作を担当。
物語の中の人形に命を吹き込む。
人形アニメーションの制作会社に勤務しています。私の主な業務は、人形の制作、スケジュール管理、香盤表の作成、進行管理など多岐に渡ります。中でも、特に力を入れているのが人形の制作。撮影で使用する人形は、見た目の可愛さだけでなく、手足の関節の動かしやすさ、細かな作りが求められます。
また、撮影中に不具合が出たり、壊れたりなど人形の制作は常にトライアンドエラーの繰り返しです。
何度も試行錯誤して、見えるところはもちろん、見えないところにも気を配り制作していくのは修行のようで、簡単ではありませんが、そこにやりがいを感じています。仕事をするうえで、大切にしているのは計画性です。人形アニメーションの制作には、さまざまな工程があり、ひとつでも狂うと完成が間に合わなくなってしまいます。
そのため、どの作業にどれだけ時間をかけるか、逆算しながら業務に取り組むことを心がけています。
先生からの提案がきっかけで
映像制作への興味が生まれた。
子どもの頃からものづくりが好きでしたが、高校では普通科に通い、美大の受験にデッサンが必要なことも画塾の存在も知らずにいました。KYOBIを選んだ理由のひとつも入試科目にデッサンがなかったからなんです。他にも、オープンキャンパスで先生の雰囲気に惹かれたこと、そして風情のある京都の街並みが好きだったことも決め手となりました。入学後は、先生がコースの枠を越えてさまざまな挑戦をさせてくれました。映像に興味をもったのも先生からの提案がきっかけです。それ以来、映像制作が好きになり、卒業制作ではコマ撮りのアニメーションに取り組むことに。吹奏楽部でホルンを演奏していた高校時代の思い出を形にしたくて、楽器でアニメーションを制作しました。うまくいかなかった部分もありますが、それも含めて思い入れのある作品です。
さまざまなことに挑戦する姿勢があれば
きっと「好き」が見つかる。
今の勤務先には、学生時代にインターンでお世話になり、映像制作とものづくりの両方の楽しさを感じられたことから、入社を決意しました。とはいえ、入学当初からやりたいことがはっきりしていたわけではありません。「好き」や「得意」を見つけられたのは、大学でさまざまなことに挑戦したからこそだと思っています。「プロジェクト演習」で東山のマップ制作や駅ナカアートプロジェクトに参加したり、「しごと論」という授業で、第一線で活躍するアーティストのお話を聞いたりと、学外の方と関わる機会が多かったのも社会を知るうえで役立ちました。私がそうだったように、やりたいことが見つかるまでには苦労もあるかもしれません。時には苦手なことに挑戦しなくてはいけない場面もあるかと思います。でも、諦めずに挑戦を続けていると、意外な自分を発見でき、きっとやりたいことも見つかるはずですよ。