在校生・修了生インタビュー
グロービス経営大学院
経営研究科 オンライン校
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- 仕事の幅を広げるため
- 「おいしく食べる」を叶える新しい形の歯科医療。経営力を高め、多くの人に届けたい
猪原 健さん(43歳)
医療法人社団敬崇会 猪原[食べる]総合歯科医療クリニック理事長。2005年東京医科歯科大学歯学部卒業、2009年同大学院修了。2010-11年カナダ・アルバータ大学留学。2019年本科入学、2021年修了
入学の動機・大学院の魅力
祖父が創業した歯科医院を、3代目として承継しました。「歯科医として患者さんに向き合う」という臨床の立場から、経営者として「おいしく食べるを、いつまでも。」というミッションを背負う立場になったはいいものの、経営のスキル不足を痛感し始めていました。そんな中、たまたま参加したイベントで社会貢献活動に取り組むグロービス教員の方と出会い、それがきっかけで進学を決意。福山市内でクリニックを経営している私にとっては、オンラインで受講できるという点も魅力でした。
大学院で学んで得たこと・取り組んだこと
人事組織と、会計・財務の科目については重点を置いて取り組みました。特に、入学前は持ち合わせていなかった会計・財務に関する体系的な知識を得たことで、自信を持って経営戦略を考えられることは大きな収穫です。また「志」に焦点を当てる科目では、熱い教員陣や仲間とともに、自らのミッションについて考えを深めることができました。ほかにもクリニックの経営戦略を支援してくれる方との素晴らしい出会いなど、グロービスで得られたネットワークはとても頼もしく、稀少だと感じています。
私のオススメ科目
リーダーシップ開発と倫理・価値観
リーダーとして活躍するため、自らのあるべき姿、倫理観、価値観を深く見つめる科目。これほどまでに心を揺さぶられる科目はなかったです。授業の後、翌朝5時頃まで志について仲間と語り合うこともありました。
ベンチャーキャピタル&ファイナンス
ベンチャー経営者が創業期や苦境の時期を乗り越えるために必須の科目。当時のクリニックの経営状況と重なるようなケース(企業事例)もあり、すぐに実務で活用することができました。
人材マネジメント
中小企業における人材マネジメントの課題も取り上げられました。クリニックの規模拡大に伴い、採用や人事制度の改革が必要だったこともあり、クラスメートの所属企業の人事制度なども参考になりました。
お金のやりくり法
それまでの貯金を使いました。私は経営者で、雇用保険に入れない立場なので教育訓練給付制度の利用は叶いませんでしたが、学びへの投資はクリニックの経営に直結するので大切だと思っています。
進学を決めるまでの道のり
28歳 | 2009年:東京医科歯科大学大学院修了。 |
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29歳 | 2010年:カナダ・アルバータ大学リハビリテーション学部留学。現地の医局のトップのエグゼクティブディレクターの方がMBA有資格者で組織運営を行っている姿に感銘を受けました。 |
30歳 | 2011年:帰国後、福山市にある家業の歯科クリニックに常勤歯科医師として赴任。 |
33歳 | 2014年:クリニック新築移転。医科歯科併設診療所に。スタッフは20名を超える規模となり、組織運営や操業資金などについて考えることが増え、MBAへの興味が高まりました。 |
37歳 | 2018年:知り合いからグロービス経営大学院を勧められて単科生として受講開始。社会起業家を支援する活動をされている教員との出会いも後押しになりました。 |
38歳 | 2019年:本科入学。経営に関して自問自答を繰り返す日々でしたが、自分と同じような思いを持つ仲間や教員の方々の存在に救われました。 |
39歳 | 2020年:クリニック理事長に就任。コロナ禍での経営体制の見直しを迫られる。従業員の雇用を守る上でも、グロービスでの学びや周囲からのアドバイスが支えになりました。 |
40歳 | 2021年:本科修了。歯科診療ユニット増設など経営改善に取り組みましたが、コロナ禍の影響は大きく困難を極めました。また、国の制度変更の影響もあり、一部の事業から撤退・譲渡を余儀なくされました。 |
42歳 | 2023年:“猪原[食べる]総合歯科医療クリニック”に名称変更。リブランディングに取り組み、スタッフ50名を超える先進的医院として運営を行っています。 |
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