在校生・修了生インタビュー
日本工業大学専門職大学院
技術経営研究科
- MBA
- 東京都
- 大学院
- 新しい可能性を見つけるため
- 地方の中小企業にとって大きな課題である事業承継の支援に関わりたいと考えていました
宮脇 良平さん(46歳)
化粧品・健康食品の製造販売会社に勤務していたが、中小企業診断士の資格取得を目指して専門予備校で学び1次試験合格。その後、2021年に本研究科中小企業診断コースに入学。2022年、修了。
この大学院に入学した動機は?
出身地の香川で勤めていた会社が後継者がいなかったために大手企業に吸収・合併されるという経験をしました。その後、私は他県に移り住み同業他社に転職しましたが、地方の中小企業にとって深刻な事業承継に関わって手助けしたいと思うようになり、中小企業診断士の資格取得を目指すことにしました。1次試験合格後、本研究科に入学したのは、修了すれば資格が取得できるというだけでなく、自分がフィールドにしてきた製造業に対する理解が深まる技術経営を学べることに魅力を感じたからです。
この大学院で得られたことは?
実務に精通した先生方の実践的な講義や多業種の社会人学生とのディスカッションを通して経営戦略を体系的に検討できるようになったと感じています。また、人脈が驚異的に広がり、2022年には退職して同期生とコンサルティング会社を設立。2023年に香川で(株)宮脇経営サポートを設立するとともに、県の事業承継・引き継ぎ支援センターでお手伝いさせていただいていますが、今でも先生に仕事上の相談をさせていただく機会も数多く、先生方や修了生とのネットワークは一生の宝物だと思っています。
私のオススメ科目
ビジネスモデルの構築と国際化
コンサルタントとして起業や新規事業の立ち上げ、国際化を支援する際に必要な知識を学ぶ科目です。これまで自分が勤める会社をビジネスモデルの観点から考えることがなかったため、興味深く学ぶことができました。
生産戦略とマネージメント
さまざまな分野の製造業における生産戦略の立案や管理手法を学ぶ科目。長年、製造業に携わってきたといっても自分が知っているのは製品の製造・販売工程のごく一部だったことがわかり、とても勉強になりました。
実習(中小企業診断コースのみ)
現役のコンサルタントでもある実務家の先生の指導を受けながら実際の企業の経営分析と改善提案をチームで行う科目です。1年間に5社を対象とするのですが、メンバーの多様な視点や意見に大いに刺激を受けました。
お金のやりくり法
学費は蓄えから支出しましたが、本研究科は「教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)」の対象になっているため、あまり大きな負担にはなりませんでした。
ある一日のスケジュール
7:00 | 起床。食事、身支度を済ませてからクルマで会社に向かいます(通勤は約10分)。 |
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8:30 | 出社。一度転職していますが業種は変わらず、20数年間、化粧品・健康食品の製造販売会社に勤務し、在学中は製造現場の管理業務に携わっていました。 |
17:30 | 退勤。千葉県内の会社から大学院までは1時間程度かかるため、定時に仕事を切り上げる必要がありました。同僚たちの理解と協力には感謝しています。 |
18:30 | 授業。平日2日と土曜日(終日)の授業に出席。ほとんどの科目に取り入れられていたグループワークを通して異業種の方たちとの人脈が広がりました。 |
21:40 | 授業終了。帰路も1時間程度かかりましたが、電車内で参考文献を読んだり課題を考察したりすることは……稀でした(笑)。 |
22:40 | 帰宅。授業のある日は夕食をとる時間的な余裕がないため、帰宅後に軽く夜食を食べ、その後、復習や課題に取り組んでいました。 |
25:30 | 就寝。 |
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