1. 大学 大学院トップ
  2. 在学生・修了生インタビューTOP
  3. 大手前大学大学院 国際看護学研究科 在校生・修了生インタビュー

在校生・修了生インタビュー
大手前大学大学院
国際看護学研究科
看護学専攻
(2023年4月設置)

  • 福祉・医療・健康・生活
  • 大阪府
  • 大学院
専門性を高めるため
臨床経験を研究へとつなげ、多様な文化に寄り添う看護や助産ケアをめざしたい

塩冶 百恵さん(30代)

大学卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで助産師として勤務。外国人妊産婦に寄り添う看護をめざすため、同病院を退職し、2023年4月に大手前大学大学院国際看護学研究科に入学した。

入学の動機は?

国際化が進む中、外国人妊産婦さんの妊婦健診や分娩介助を担当する機会が増え、やりがいを感じるようになりました。一方で、多様な文化を持つ外国人妊産婦さんのニーズに合ったケアを行う難しさを感じていました。多様な文化を持つ方に寄り添ったケアができる助産師になりたい、また臨床での経験を研究へとつなげ課題解決をめざしたいと思い、進学を決意。大手前大学の「多様性を理解し、受容・尊重する力を養う」という教育理念と自分の志が一致しました。

実際に学んでみてどう感じたか?

国際助産演習で2週間ラオスの農村を訪問し、妊婦健診等を行いました。多様な慣習や文化を守り日々生きる方々に対峙した時、語学や知識だけでは通用しないことを痛感。国際看護を考えるためには、多様な文化を自ら体験し受け止めることが重要な一歩だとわかりました。入学前は、看護はこうであるべきという一つの価値観に囚われがちになっていました。しかし、本学で多様な領域の先生方の研究に触れたことで幅広い視点から看護・助産を考えられるようになり、研究の楽しさを実感しています。

私のオススメ科目

保健データ解析特講

保健データを用いた国際協力プロジェクトの実際や人から得られるビッグデータの研究への応用方法などを学びました。研究方法は一つだけでなく様々な方法があることがわかり、研究と向き合う視野が広がりました。

国際助産演習

ラオスを訪れ、医療へのアクセスが困難な妊婦さんへの健康教育や現地の看護学生の方と一緒に妊婦健診を行いました。多様な文化に触れ適応する難しさと楽しさを感じ、国際看護を考えるための貴重な経験になりました。

医療人類学特論

人類学の視点から広く医療や看護を捉えることで、これまでの臨床経験を別の角度から振り返ることができました。また、ディベートを通じて、独りよがりになりがちな研究に新たな視点を加えることができました。

お金のやりくり法

授業がない日や空き時間にアルバイトをしています。節約のために、なるべく外食を控えてお弁当を作り、勉強の時は大学施設を使用するようにしています。

ある一日のスケジュール

6:00起床・朝食、勉強。大学院生として過ごすうちに、どの時間帯に集中できるかといった自分の癖やリズムがわかるようになってきました。一番集中できる朝方に勉強するように心がけています。
9:00アルバイト
13:00通学、昼食。節約のためランチはお弁当を持参しています。
14:00授業では、様々な領域で活躍され、海外経験も豊富な先生方がご自身の経験を踏まえ教えてくださいます。理論だけではない学びを得ることができます。
17:00研究や課題に取り組みます。研究テーマは「大阪府における外国人妊産婦ケアに対する助産師の困難感」。今は外国人妊産婦さんを受け入れている病院にアンケート調査を行っています。
22:00帰宅、夕食。自分が好きなことに時間を使ってリフレッシュ。
0:00就寝。睡眠不足になると勉強の質が落ちるので、睡眠時間はしっかりと確保するようにしています。
問合せ先06-6941-7063(大阪大手前キャンパス 教務課)ホームページはこちら
リストの資料をまとめて取り寄せる