通信制大学・大学院まるわかりガイド

Q続けられるか不安です。みんなどうしているの?

A独学の不安を解消してくれる支援制度がたくさんある!

長期履修制度を設けたり、大学ホームページ内に掲示板を設けたりと、学習に挫折しないように大学はさまざまな形でバックアップしてくれている。それらを積極的に活用することがポイントだ。

悩み別サポート制度

Q本当にモノになるの?

AIT化で通信制の学習環境は劇的に変化している!通学制と遜色のない学習ができる

通信制だからといって、通学制と教育内容が大きく変わるわけではない。通学制と同等の高度なレベルのものだ。それを通信制大学・大学院では、テキストを使った在宅学習とスクーリングによって指導していくわけだが、最近はその学習環境が進化している。衛星放送(CS放送)やブロードバンド放送など、通学制と変わらないライブ感のある授業が受けられるようになってきているのだ。そのうえ、これらの映像授業は何度でも繰り返し視聴ができるので、通学制に比べてより理解を深められるメリットさえある。
 学習を進めていく上でも、通学制より劣るということはない。疑問や質問があった場合には、電子掲示板やメールを利用して意見交換や質疑応答をすることが可能。また、参考文献や専門的な資料が必要になった場合には、送本による貸し出しや、文献・図書資料をコピーしてくれる大学もある。
 大学側はさまざまなバックアップ体制をとっている。それをどう活用するかは本人次第。やる気さえあれば通学制と同じように、本物の知識・スキルを身に付けることが可能だ。

Q入試のない通信制大学は誰でも入学できるの?

A「高卒以上」の学力があれば年齢を問わず入学可能。

通信制大学の入学資格は、「高等学校を卒業していること。または高卒と同等以上の学力があると認められた者」。つまり、高卒であれば、年齢に関係なく、誰でも入学できる。なお、科目等履修生の場合には、大学入学資格をもたなくても、満18歳以上であれば入学できるところもある。

Q通信制大学卒でも大学院に入学できる?

A通学課程の人と同じように大学院に進学できる

通信制大学は、文部科学省に認可された正規の大学教育なので、通学課程の卒業生と何ら変わりはない。通信制大学を卒業して、通学課程の大学院に進むことも可能だ。

Q大学の施設は利用できる?

A図書館、学食・・・、キャンパス内の施設は利用可能。

高度な学術書が並ぶ図書館をはじめ、キャンパス内の施設は通学生と同様に利用することができる。大学の生協を利用して参考図書を、割引価格で購入することもできる。また、就職課やキャリアセンターなども利用可能。就職相談やキャリアについて専門教員のアドバイスを受けられる大学もある。