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複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学
篠原雅武/著

エコロジカルな世界へようこそ

思想家ティモシー・ノートンによって「エコロジー思想」の意味は一新した。エコロジー=自然保護思想ではなく、エコロジー=ヒト以外のすべてと見抜いたからだ。他者を気づかうこと、モノと共にあること、ダークな感覚や荒廃へと目をむけること、それらがすべて新しいエコロジーなのだ。環境を哲学したい人は、まずこの一冊に挑戦してほしい。

「いのちとエコロジー」の他の本

地球上で最後の一人になったら?
いのちと環境 人類は生き残れるか
そのうち1人は難民です
世界がもし100人の村だったら 総集編 POCKET EDITION

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30森で暮らす

200年前の暮らしの手本

アメリカの作家・ソロー(1817~62)は、27歳で森に移り住み、その経験から学んだすべて、見えてきた世界すべてをこの本に書いた。森に入って家を建て、畑を作り、読書し、毎日数時間歩く。ナチュラルに生きるとは?本当の贅沢とは?200年の時を経て、いまの時代だからこそ読みたくなる暮らしの手本。

31海から生命が生まれる

地球ではなく"海"球の世界をめぐる

海の水はどこから来たのか? 生命の始まりは? プランクトンと海流、多様な海の生物、人類未踏の深海、人と海とのかかわりまで、美しい写真と科学エッセイが「海の星」の姿を描き出す。地球から海がなくなったら、生物は生きていけない。7割が海でできている地球は、”海”球と呼んでもいい。深遠な海の世界をめぐろう。

33時代はウンコへ

信念をもってノグソしよう!

人が自然と共生するにはノグソが最も良い。人のウンコは獣や虫などに食べられ、カビやバクテリアに分解されれば土の養分になって、最後は草木を育てるからだ。日々ノグソに勤しむ著者は体験から得たリアルな知識も膨大。正しいノグソの仕方、お尻をふく葉っぱ図鑑は完全オリジナル。明日からのノグソライフにどうぞ。

34農業をつなぐ

放送作家が見つけた野菜の物語

関西の大人気番組「ちちんぷいぷい」の放送作家である著者は取材で農家を訪れてから野菜の隠れた物語に驚愕する。キャベツの芯の甘さ、新品種改良の苦労、農業女子100人プロジェクト・・・。野菜の奥にはたくさんの物語が溢れていた。本書は農業で生きて行く!と決めた人たちのリアルに迫る。困難を乗り越え、チャレンジする農家さんに出会えば、野菜がもっとおいしく感じられるはず。

35世界から食糧がなくなる前に

食からみた世界史の授業

人類は食べないと滅びてしまう。人類史はすなわち食の歴史だ。人類は火を使えるようになり、調理を覚える。煮たり焼いたりする。儀式にも使う。豚や牛を家畜にもする。農業で土地を耕す。交易する。どんどん食は発展していき、産業化を起こす。本書は8つの食の革命を切り口に、人類の歴史をひも解く。世界史もこうやって見ると面白い!

36エネルギーが足りない

100年後も見据えたエネルギーを!

名門バークレー校の人気ナンバーワン教授リチャード・ムラーがエネルギーについて徹底解説。福島原発事故から地球温暖化や気候変動、太陽電池、電気自動車までエネルギーのあらゆる分野を網羅する。米国エネルギー省顧問も務める著者だからこそ、世界のエネルギー問題を多角的に見えている。100年後まで考えた賢いエネルギー活用が必要だ。