国士舘未来予測2050

働くスタイルが多様化。身近になる起業

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アイデア豊富な起業家が、社会課題を解決

「社長になる」というと大きな目標に感じるかもしれませんが、働くスタイルが多様化する未来では、起業はより身近な選択肢になります。特に、社会課題を解決するための起業です。人口減少や高齢化、地球環境の変化などに伴い多様化する課題を解決するには、さまざまなアイデアが必要です。この取り組みをボランティアではなくビジネスとして成立させることが、持続可能な社会を実現するのです。ソーシャルビジネスといいますが、定着させるためには、経済活動の成功だけでなく、社会的評価を明確にする基準や仕組みも大切です。例えばCO2削減に向けた「排出権取引」はその一例です。インセンティブを与えることで、人も企業も、社会貢献に取り組みやすくなります。

まちの個性を育むスタートアップエコシステム

アメリカのシリコンバレーはご存知ですか?ITを軸にさまざまな企業が集まり成長し、さらに企業や人、技術を呼び込み活性化していく。これをスタートアップエコシステムといいます。未来ではこのような、特徴的なまちが増えると予測されます。鍵となるのがオープンイノベーションです。技術やノウハウの開放的なやりとりが、さらなるアイデアを生み循環と発展をもたらします。そのサイクルに参加し活躍するためには、目的意識を持つこと。「何のために、何をやるのか」。起業も同様です。主体的にクリエイティブに、自分らしい働き方を見つけることが大切です。

Sustainable Town