国士舘未来予測2050

IoTとプロの手を借りて。健康寿命を延伸

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24時間健康管理が当たり前に。生涯運動(健康スポーツ)の重要性も注目

現代では特別行事の健康診断も、未来ではIoTを活用して、常に健康管理ができるようになるでしょう。食べすぎたときなどに運動を促したり、マシンと連動してトレーニングの強度や時間を提案してくれたり。ウェアラブルなデバイスで、常に体調を可視化するイメージです。一方で、現代のダイエットのような過度に痩せる価値観は薄れるでしょう。健康とはイキイキと生きること。健康寿命を延ばすことが重視されます。同時に注目されるのが運動の大切さです。現代では一般的に授業としての体育は大学1年生が最後。それ以降は各々に委ねられています。部活動で取り組む人もいますが、ときにストイックになりすぎて競技が嫌いになるケースもあり、勝ち負けとは切り離した健康保持や増進のための生涯運動(健康スポーツ)への関心を高めることが課題です。

運動の専門家の視点を取り入れたまちづくり

生涯運動(健康スポーツ)を促進するために、運動を促すまちづくりも進むでしょう。ヘルスフィットネス専門職監修のもと、ジョギングしやすい遊歩道の整備や子どもが安全安心に外遊びできるスペース、また健康器具を配置した公園など、誰もが気軽に運動できる環境が整います。一方でパーソナルトレーニングの重要性も高まるでしょう。健康に対する意識や価値観は一人ひとり違います。年齢や目的、健康の基準に応じた多様な提案がプロのトレーナーには求められます。たとえAIが発達してもヒトの動作は複雑なためフォームや動きの微調整は、トレーナーによるサポートが必要です。またモチベーションを高めることも、人対人だからできることだと思います。

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