クルマが好きで入学したトヨタ神戸自動車大学校で自動車の奥深さに魅了され、もっと学びたいと自動車整備科を卒業し、高度自動車科に編入学。現在は、トヨタ自動車でクルマの新規ビジネスを企画。
大好きなクルマを究めるために
そして全国のサービスエンジニア
のために
まずは純粋にクルマが好きだったことが大きいです。
トヨタ神戸自動車大学校で整備に携わるなかで、より専門的にクルマに関わりたい、自分の興味を掘り下げたいという気持ちが強まりました。
そこで、車の開発やサービスにも関わることのできるトヨタ自動車を志望しました。
入社後は、市場で修理が難しい不具合をトヨタ販売店と協力して修理を行う「サービス分室」に配属されたのですが、全国のサービスエンジニアの声を直接聴く機会が多く、全国3万人の仲間のために何かできることを探したいという気持ちが強まっていきました。
お客様もサービスエンジニアも
Win-Winに。
86 Re : PROJECT
私の所属するアップグレード事業推進Gでは、保有車や中古車の価値や機能を向上させる、新たなビジネスモデルや商品開発を推進しています。その中で私が担当しているプロジェクトの1つが86Re:PROJECTです。86は2012年に発売されたトヨタのスポーツカーです。発売から10年を迎え、長くお客様に乗っていただけるか、乗り替えになるかの転換点を迎えています。86を大切にされているオーナー様はとても多く「この先何十年もお客様に愛される車になってもらいたい」という思いから、86にリフレッシュ整備を行い新車時の乗り味を蘇らせる “86 Re:PROJECT”を立ち上げました。お客様から好評をいただき、また販売店のサービスエンジニアからは、車両診断から整備作業まで高い技術が求められるプロジェクトですが「こんな仕事が出来てよかった」という喜びの声を聴くことができました。お客様にとってもサービスエンジニアにとっても嬉しい企画を推進できることにやりがいを感じています。
直営校なら間違いない。
2年のつもりが
夢中になって4年課程に編入
中学生くらいの頃からクルマが好きになって、将来はクルマに関わる仕事がしたいと考えていました。家のクルマがトヨタ車だったので、トヨタという企業には親しみも感じていました。高校でトヨタの直営校があることを知り、ここならしっかり技術が身につくんじゃないかと親からも勧められて入学。最初は2年で卒業するつもりで自動車整備科を選んだのですが、思っていた以上にクルマの世界は奥深くて…。当時は、ちょうどプリウスの2世代目が発売された時期。あと1年半で最新の技術までを学びきれるのか?いや、もっと学びたい!と考えて、半年経った頃には高度自動車科への編入を心に決めていました。
現場を知る先生のもと、
豊富な教材と高度な設備を
使って学べた
学校の先生と、トヨタ販売店から来られる先生、2人の先生がペアでクラス担任になるところが非常に良かったですね。体系的な学びや資格取得をサポートしてくださるのは“教えるプロ”である学校の先生。実戦での肌感覚を教えてくれるのは“現場のプロ”であるトヨタ販売店の先生、というわけです。また教材や設備も素晴らしく、トヨタ専用の車両診断機や自動車の馬力や燃費を測定するシャシダイナモメーターという高度な装置まで揃っていました。就職してからも、サービス分室の高難度故障診断業務でも活用している設備であり、在学中から豊富な教材や専門性の高い装置を使って学べたことは、大きなアドバンテージになったと思います。
クルマに携わる550万人のことを考え
仲間も大切にする企業
仕事をする中で、上司と話していても「それって、ちゃんとお客様のこと考えてる?」という言葉が普通に出てきます。トヨタの社員の共通認識は「トヨタの行動指針」で誰かのために考えて行動することが浸透しています。お客様だけではなく、販売店をはじめとしたクルマに携わる550万人に思いを馳せての行動です。そこは誰もが真摯に考えていることなので、手前味噌ではありますが、いい会社だなと感じています。合言葉のような共通認識があるので、仲間意識も強いですね。直営校であるトヨタ神戸自動車大学校では、そういったトヨタの企業風土を在学中から体感できるという意味でもおすすめです。