現場主義、
現物主義。

PHILOSOPHY OF ARCHITECTSPHILOSOPHY OF ARCHITECTS

数字の知識より五感を大切にした
「肉体の記憶」を確かな拠り所に。

シルバーとステンレスという素材がどのように違うかを、座学では熱伝導率の差で学びます。しかし、銀食器とステンレス製の食器で実際に食事をすれば、舌でその違いを明確に理解できます。木材なら、スギとヒノキでは手触り、重さ、香りがまったく異なります。こうした五感を大切にした素材の選定について学べるのは、KASDならでは。現場や現物で、自分自身の五感を使って理解を深め、「肉体の記憶」として学びとるのです。その成果は、ただ数字を知っているだけの人との明らかな差として、実際の設計にもあらわれるでしょう。

設計者自身の解説を
聞きながら、現場で現物を
目の前にして学べる。

ある料亭では、新人にまず半年間、最高の料理を食べさせ続けます。ほんものの味を自分の舌で理解しないと、その味をつくれないからです。KASDでは、教員自身が建築設計を手がけた建物を訪れる授業を実施しています。「ここはこう考えてこんな工夫をした」「クライアントとはこんなやりとりがあった」といった実際のエピソードを聞きながら、建物の細部まで自分の目や手で確かめることで、プロの仕事のプロセスを現場で追体験。ほんものの建築を、自身の「肉体の記憶」に刻み込むことができる、たいへん貴重な機会です。

設計:川北校長