各高校によって文系・理系の範囲が違うので一概には言えないのですが、授業の選択科目については、まず志望校の受験科目を調べて、必要な科目を選択することが理想的です。
高校時代の科目だけで考えずに、自分のやりたい分野が何なのかを考えてみてください。
文理相談室
国公立大学の場合、2次試験は4教科型から学科試験を課さないところまでマチマチです。
前期日程は、数学・理科・外国語の3教科型が主流で、数学・理科の2教科型も見られます。
後期日程は科目負担が軽く、理科1教科とか総合問題、小論文・面接、もしくは小論文のみ、というケースが多いようです。数学よりも、理科の科目のほうに重点を置いているように思われますが、志望校の入試科目を確認してみることをオススメします。
科目選択の必勝ガイド
4年制大学受験生の約8割が受験する共通試験で、国公立大の1次試験であると同時に、8割の私大で選抜方式のひとつとして利用されています。なお、配点は、大学や学部ごとに異なっています。
入試の基礎知識:センター試験 大学入試センター試験情報
指定校推薦は、基本的に単願ですから1校しか出願できませんが、公募推薦・一般推薦の場合は、併願が許されている大学同士なら複数校受けることができます。
入試の基礎知識:AO・推薦入試
早めに推薦を考えておくのは、大変良い準備だと思います。
推薦入試は、一般入試のように、学科試験を何科目も受けるという試験ではないのですが、出願の際に、評定平均値を指定されて、その数値に達していないと、出願することができません。選抜方法は、面接と、決められた提出書類で判断されます。そして学校の意向により、小論文などが課されて、それらすべてのトータルで選抜されます。
高校で受けるテストの結果が成績となりますよね。その成績から、評定平均値が算出されます。評定平均値というのは、高校1年生の1学期の成績から、高校3年生の1学期または前期までの成績の平均のことです。成績を5点法にして科目数で平均値をとったものです。つまり、高校時代のテストを頑張るという、日々の勉強も、大事な準備のひとつだと思います。評定平均値が足りなければ、出願すらできないので…。小論文が課される場合は、過去問題などを確認しておくと良いと思います。その他に、美術・音楽・体育を専攻する場合は、実技試験も課されるようです。
入試の基礎知識:AO・推薦入試
AO入試は、書類審査と面接にじっくり時間をかけて、あらゆる角度から受験生の資質を総合的に評価します。
大学によって多少異なりますが、所定の受験資格さえ満たしていれば自分の意思で自由に出願できます。
多くの大学・短大では、自分をPRできるもの(文化・スポーツ活動、ボランティア活動、資格、指導力、独創性など)があることを条件として総合評価しています。
入試の基礎知識:AO・推薦入試
資格というのは、『その仕事をするために必須の資格』『もっているとベターな資格』『自己の向上・趣味』といった区分ができます。
AO入試や推薦入試で、指定の資格を取得していることが出願条件になっていることも時々ありますが、基本的には、資格がないとダメということではなく、資格を取得していることが有利になったりベターになるという解釈をしておいたほうが良いかもしれません。
必ず聞かれることは志望理由ですから、これはきちんと答えられるようにしておきましょう。
そのほか、高校時代に打ち込んだこと、自分の長所短所、得意科目、将来の夢、家族が志望校に対してどう思っているか、他校は受けたかどうか、1分間で自己アピール、今までで一番感動したこと、そのほか、調査書や自己推薦書に書かれた内容についての質問もあると思います。また、面接時の身だしなみや敬語の使い方も確認しておきましょう。
ゼロから始める面接対策 受験生のためのマナーガイド
構成/橋本恭子 デザイン/アトリエあふろ