「学ぶことが楽しい」。そんな言葉を高校生の私が聞いたら、 きっと何があったのかと、とてつもなく驚くに違いない。 高校時代の勉強は「しなければいけないもの」で、 嫌々やるものだった。部活もしていなくて、 「何かしなくちゃ」という焦りはあったけれど、 それが何かわからなくて悶々とする。 とりあえず大学では友達をたくさん作りたいな という漠然とした希望と、 アイドルの推し活を通して 消費に関することには興味はあったので 関東学院大学の経済学部へ。 まさか、ここで「学ぶことが好き」な私になるなんて、 思いもしなかった。
私を変えたきっかけは、間違いなく石坂ゼミに入ったこと。 ゼミのテーマは開発経済学。 発展途上国の支援や貧困問題、食品ロス… それは遠い国の話ではなく、自分事として捉えられた。 コンビニでのバイトで食品廃棄をする時、 実は気になっていたから。 ゼミで何よりよかったのは、実践の多さ。 実際に自分たちで古着の回収もした。 国連WFP※の活動の一環で、チャリティーウォークもした。 20人くらいでみなとみらいを歩いたのはいい思い出だ。 一つひとつがもっと知りたい、やってみたいにつながって 今では、自然とSNSでアンテナを張るのが習慣だ。 WFP国連世界食糧計画の略。飢餓のない世界を目指して活動する国連の人道支援機関。
開発経済学・国際開発に関連する研究を行う。フィールドワークも充実しており、学食で食品ロス削減を目指す「ごちそうさまチャレンジ」呼びかけや「古着回収プロジェクト」、WFPウォークへの参加など、多岐にわたる。
コロナ禍で、リモート授業が中心になった時、 友達との連絡だけは途切れないよう気を付けた。 大学での友達もまた、私にとってなくてはならないもの。 学校のオープンキャンパスのスタッフをやっている人、 留学生のメンターをやっている人、 日本語教員の試験を受ける人… がんばっている友達の姿は、 自分の励みにもなったし、刺激にもなっていた。 自然と自分もがんばらなくちゃと思えるから。 人との出会いも、大学で見つけた大切な宝ものだと思う。
もしも趣味は?と聞かれたら、 胸を張って「推し活」をしていますと言う。 推す対象は変わることもあるけれど、 今はメンズアイドルグループを推している。 SNSで友達と情報交換をしながら、 ポップアップ・ストアに行ったり、推しを語ったり。 綺麗な景色を見たら、推しのアクリルスタンドと一緒に撮るのも定番。 先日は、イベントに推しが出るという情報を見つけて、 一人で北海道まで行くことを決めたところだ。 誰かと共感もしたいけれど、一人での行動も躊躇しない。 自分の好きをとことん突き詰めるのは楽しいし、 自分らしい時間の一つだ。
キャンパスがある金沢八景まで約1時間。 地元は神奈川県の二宮町だ。 自然が多くて、大学と同じ海が見える街。 一人暮らしもいいなと思うけれど、 地元の友達がいるこの場所も気に入っている。 思い返せば、この地元で中学に通っていたころに、 先輩との出会いがターニングポイントだったと思う。 吹奏楽部の先輩で、みんなの話をきちんと聞けるまとめ役だった。 「こんな人になりたい」と素直に憧れた。 大学のゼミで、ついリーダー役をかって出てしまうのは、 先輩の姿を見てきたからかも。
入学から少しの間、ジャズ研究部に所属していたので、 横浜のジャズバーに出入りしていた。 横浜はジャズに関する店も多くて、 若者でも気軽に喫茶店やバーでジャズが楽しめる。 私の中で、音楽は暮らしの中で欠かせないもの。 ジャズ以外にも、ポップスも、HIPHOPも、ラップも好き。 たぶん自分のスマホに入っている プレイリストを人が見ると 雑多すぎて、驚かれるかもしれない。
春からは横浜YMCAで働く予定。 ゼミを通して、人に教えることや知っていくことの 楽しさを知って、これを仕事にしたいと思った。 石坂ゼミで学んだ国際的な知識もきっと役立つはず。 推し活はもちろん大事だけれど、 そのために働くことはしたくない。 いろんな世代の人、いろんな教育に携わりながら、 自分も心から楽しいなと思いながら 仕事をできればいいなと思っている。
今回の撮影地
横浜 野毛で昭和から続く喫茶店。歴史あるスピーカーからの音楽は格別。70年〜80年頃の洋楽、時々 ジャズ。不定期でジャズコンサートも開催しており、初心者から玄人まで気軽に楽しむことができる。
住所:〒231-0065 神奈川県横浜市中区宮川町2丁目33
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