関東学院-すべての主人公たちへ

土屋 美羽 / 理工学部 土木・都市防災コース

人の役に立つ方へ、まっすぐ進む。

「もっと言葉にしてごらん」。

幼い頃、よく母に言われていた。
頭の中には言葉があるのに、うまくでてこなくて
友達の後ろをよく、
静かについていく子どもだった気がする。
だけど、そんな私に母は根気強く向き合ってくれた

「どうしてそう思うの?」
「何が嫌だった?」

私の心を少しずつ引き出してくれるたび、
やりたいこと、感じていることを
人にうまく伝えられる様になっていった。

そしていま、土木を学び、
橋やトンネルを自分で作ってみたい。
そんな夢を人に語ることができるのは、
きっとそんな母の存在が
大きかったのだと改めて思う。

作りたいのは、守る建物。

土木に興味を持ったはじまりは、東日本大震災。

自分はまだ4歳だったけれども、
おばあちゃんが慌てて保育園に迎えに来て
くれたことを今でも覚えている。
それからずっと考えていたわけではないけれど、
高校進学の時に、
なんとなく建築業界に憧れがあって
いろんな論文を読み漁った時期に
一つの論文に出会った。

そこには、災害に耐える橋やトンネルについて書かれていて、
「これだ」と直感した。
住宅などを建てるんじゃなくて、
災害から守る建物を建てたい。

学べる場所を探す中で、
たどり着いたのが関東学院大学だった。
実際にオープンキャンパスに行って、
災害の授業を体験した時、
ここでなら好きな学びができると、確信した。

圧倒されたリアル。

土木の授業の一環で、1年生の時に、
未完成の高速道路を見に行く機会があった。

正直、圧倒された。
誰もいない車道を歩きながら、
途切れた道路や高速道路を
支える橋脚の建設現場を見て
これから組み立てられていく様を想像した。

これが私がやりたいことのスケールなんだ。

今まで映像や資料でしか見れなかったことを
肌で感じることができたのは、
学ぶモチベーションになっている。

言葉よりも雄弁な表現。

自分にとって欠かせないもの。
それが小学校1年生から習っているダンス。
今でも、週2で東京まで通っている。

最初は感情を体で表現するのも苦手だった。
「なんでこんなことをするのだろう」と
何度も思った。
一度、思い切って母に「辞めたい」と
伝えたことがある。
その時に言われた
「もう少しだけやったら意味がわかるよ」
という言葉が気になり、
少しだけ続けることにした。

気がつけば、だんだんと面白くなっていった。
私が踊るモダンダンスは、みんなで踊るもの。
ステージの上で、みんなと気持ちを合わせたり、
自分を表現したりする。
言葉にするのが難しい感情も、
ダンスなら伝えられるようになった。
言葉以外の伝え方を、
私はそこで学んだのかもしれない。
今では踊らないと体の調子が狂うくらい、
生活の一部になっている。

びっしり埋まるスケジュール帳に満たされる。

私が在籍する学科は37人中、
女子はたった4人。

入学前、実は少し不安だった。
だからか、
入学してすぐに女子3人に声をかけにいった。
今では授業も、お昼も、放課後も、
一緒に過ごすことが多い。
互いに干渉せず、気を遣わない、自由な関係。
気がつけば、
他のコースの仲間ともどんどん仲良くなっていた。
入学前の不安はなんだったんだと
今ではいい思い出。

入学に合わせて、神奈川県に引っ越したけれど、
もともと住んでいた
東京の友達と過ごす時間も多い。

寂しがり屋な性格もあるけれど、
大好きな友達と「次の休みの日は何しようかな」と
考える日々は、充実していると思う。

揺るがない現場への渇望。

土木を学ぶにつれて、
日に日に大きくなる夢がある。
それは、自分の手でトンネルを作ること。

膨大な時間と人の手によって、
山を掘り進め、やがて人が通れる道になる。
想像するだけで、ワクワクする。
図面を引くだけじゃない。
現場に立ち、手を動かして、
完成を見届けたい。

「女性で現場志望は珍しいよ」
なんて言われるけれど、
だからこそやってみたいし、
そんなことでは揺るがないほど、
自分の夢は強いみたい。

フレッシャーズセミナー

土木・都市防災コースでは、おもに1年生を対象に土木工事の現場見学会を開催。2025年は、横浜環状南線・横浜湘南道路の栄IC・JCT(仮称)の建設現場へ。

私が驚くほどの私へ。

理想の自分像があるとすれば、
もっと一人の大人として自立していきたいと思う。
いつも自分の隣には支えてくれる母がいて、
周りには友達がいた。
だからか、
ぽっかりと一人の時間ができると、
ダラけてしまう自分がいる。
言葉で、体でいろんなことが
表現できるようになって
たくさんの人と関われる
今の姿を幼い頃の私が見たら
きっと驚くだろう。
人は変われることを、今までの自分が教えてくれた。
だから、次は今の私が驚く様な
一人でも、好きなことに、
迷わずに突き進む強い自分になっていきたい。

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土屋 美羽
土屋 美羽理工学部理工学科
土木・都市防災コース 2年生
2024年4月に理工学部土木・都市防災コースに入学。入学の年に東京都から神奈川県へ引っ越し、二都県を行き来しながらキャンパスライフとダンスやバイトを楽しむ。海よりも山派。テレビで見たトンネル建設の番組をきっかけに、トンネルに興味を持つ。今密かに楽しみなのは、まもなく授業で行われる黒部ダム見学。学年は取材撮影時のものです。
今回の撮影地

東京都渋谷

若者文化やトレンドの発信地として知られる街。関東学院大学からもアクセスがよく、大学生たちの休日の遊びスポットとしても人気です。

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