普段から敬語や言葉の使い方を先生に指導していただいたことから、社会人としての力も評価してもらえたと思います。高校生時代に所属していた天文部の先生から勧められて、ものづくりの技術を高めたいと思ってCAD学科への入学を決めましたが、CADのスキルだけでなくコミュニケーション面でも学ぶことがたくさんあったと思います。
学生には、礼儀やものごとの伝え方を指導しています。
例えば、すべての質問に対して答えるのではなく、質問内容が明確でないものに関しては答えずに、もう一度質問の仕方を考えてもらうこともあります。
あえて厳しく指導するのは、社会に出る中で正しくものを伝えられる人になってほしいからです。社会では自分以外の誰かと一緒に仕事をする。そのことを見据えて、言葉使いを含めて、伝えることの大切さを教えています。
社会人と学生の違いは自分の行動に責任を持てるかどうかだと思っています。
恒川先生の指導は時に厳しいですが、同時に社会人として生きていく自覚が培われたと思っています。
最初は、そんなに思いつめる必要ないのに、と思えるほど心配性な学生でした。
パソコンが大の苦手で、最初はフォルダの作り方やアンダーバーの打ち方さえわからなかったんです。
その分努力量はすごいんです。私だけでなく、同級生にも質問し、わからない部分はとにかく聞いて学ぼうとする姿勢が素晴らしい。気づけば成績もトップクラスにまで成長していました。
恒川先生は普段は厳しいですが、とっても学生思いの先生なんです。パソコンが苦手な私のために授業内で丁寧にフォローをしてくれました。また、個人面談では毎回、私の良いところを1つ見つけて褒めてくれる。先生にまた褒められたいなという気持ちが、がんばるモチベーションになりました。
厳しい指導の中に込められた確かな愛情。先生の気持ちを正しく受け取っているからこそ、学生はまっすぐに成長できるのかもしれません。