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教授紹介
日本社会事業大学大学院
社会福祉学研究科
博士前期課程・博士後期課程

目次

小原 眞知子
:ソーシャルワーク、医療福祉関連、国際ソーシャルワーク
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:ソーシャルワーク、医療福祉関連、国際ソーシャルワークおはら まちこ小原 眞知子教授・研究科長

日本社会事業大学大学院
社会福祉学研究科

ご自身のため、そして日本の、世界の福祉を進化させる論文に挑戦してほしい

担当科目
ソーシャルワーク理論研究、社会福祉研究演習、社会福祉専門研究演習
経歴
日本女子大学文学部社会福祉学研究科博士前期課程(社会学修士)、同大学人間社会福祉学研究科博士後期課程修了(社会福祉学博士)。博士前期課程修了後、大学病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務。その後、博士号を取得し、久留米大学文学部社会福祉学科専任講師、准教授、東海大学健康科学部教授を経て現職。日本医療ソーシャルワーカー協会副会長、Intrenational Federation of Social Workers、Asia-Pacific会長としても活躍。
著作物・論文
「青年期における個人主義/集団主義がもたらす家族機能に関する探索的研究」日本社会事業大学、研究紀要66 112-122(2020年)、「多職種連携による高齢者食支援とQOLの向上」日本保健医療福祉連携教育学会学術誌『保健医療福祉連携』13巻2号 93-100(2020年)
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
病院や国際交流センター、国内外の教育機関。これまで指導してきた学生は、現場を経験されている方が多数を占めています。本学の使命は、その実践を支える学問の構築と、社会福祉学を牽引する研究者を育成すること。「自分のためだけではなく、貴方の研究成果を読んだ誰かが自身の現場に応用できるような論文を書きなさい」と指導することも多いのですが、歴史的に国内外の福祉を担うリーダーを輩出してきた本大学院の学生には、ぜひ「社会に、世界にどう貢献するのか」という志を持って研究に臨んでほしいと思っています。それが調査に応じてくださった方々への恩返しでもありますし、私たち研究者が社会に対して担っている責任です。大変ありがたいことに、本学で時間をともに過ごした方々は現場に戻ったあと管理職や指導職として活躍されていますし、博士後期課程の修了生はほぼすべての方が国内外の大学教員として福祉の発展に力を注いでいます。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ「医療ソーシャルワーカーと退院調整看護師の専門性を活用した認知症高齢者の退院支援に関する研究」「医療ソーシャルワーカーの死別体験後の成長の測定とその関連要因」「がん相談支援センター活用促進要因の探索的研究 」
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
社会福祉は、実学です。社会の営み、人の営みをテーマにする以上、決して机上の空論であってはなりません。最も重要なのは、「実践」と「研究」の両輪を持って研究テーマに臨むこと。私自身、現在も大学病院や保育園、高齢者施設などの現場に足を運んでいますし、DV被害に遭われた母子やアルコール依存症の方々との対話も続けています。講義の題材は、こうして私自身がまとめたリアルな課題。研究論文を吟味するゼミのなかでも、「科学的手法を用いて事象を捉え、その結果を分析して理論化していく作業が必要です」と指導するようにしています。ただ、限られた時間のなかで論文を書き上げることは容易なことではありません。そのため昼間に仕事をしている方のためにゼミは19時からとしていますし、時間が合わないと言う方には個別指導を行っています。大学院では「私が環境」になり得ますし、全員が安心して研究に専念できるように学業以外のサポートも行っています。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
「現場で経験してきたことを科学的にまとめたい」「自分のテーマを探求し、福祉の進展に寄与したい」。そんな志を持っている方はもちろんですが、福祉分野だけでなく行政などの方が本研究科に入学されても大きな示唆を得られると思います。大学院では多大な時間を投資することになりますし、なかには人生が180度変わるほどの決断をされる方もいらっしゃるでしょう。しかし、大学院で研究に費やした時間は決して無駄にはなりませんし、学生が掲げるゴールに向かって私たちも最大限の努力をしていくつもりです。海外の学会に論文を投稿する機会も用意していますし、「ぜひ気軽な気持ちで本学に飛び込んできてください」と伝えたいですね。

【日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科博士前期課程・博士後期課程】の教員一覧

  • 有村 大士教授●担当科目:子ども家庭福祉研究、実践研究のための量的データ分析方法論、社会福祉調査研究法基礎論 他

    【研究テーマ】子ども家庭福祉、児童相談所、市町村における子ども虐待対応、児童福祉施設など 【学位】博士(社会福祉学)

  • 小田 美季教授●担当科目:障害福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】地域研究(社会システムに関する日本とドイツ語圏の比較研究) 【学位】博士(教育学)

  • 小原 眞知子教授●担当科目:ソーシャルワーク理論研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】ソーシャルワーク理論・援助技術開発、保健医療福祉領域、高齢者福祉領域 【学位】博士(社会福祉学)

  • 梶原 洋生教授●担当科目:高齢者保健福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】福祉法学、司法福祉 【学位】修士(法学)

  • 蒲生 俊宏教授●担当科目:障害福祉研究、研究課題設定論、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】日本知的障害関係施設史研究、施設福祉と従事者、従事者養成、障害者福祉と障害者教育の歴史 【学位】修士(教育学)

  • 木村 容子教授●担当科目:ソーシャルワーク理論研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】子ども家庭福祉、子育て・親育ち支援、実践モデルの開発 【学位】博士(人間福祉)

  • 下垣 光教授●担当科目:高齢者保健福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】認知症高齢者の支援(直接援助における対応、在宅介護、家族援助)、高齢者のグループワークの方法論、認知症高齢者の環境を活かした支援(特に環境づくり)、認知症の普及啓発などによる地域支援、地域包括ケアシステムにおける医療・保健・福祉の連携 【学位】修士(文学)

  • 竹内 幸子教授●担当科目:社会福祉調査研究法基礎論、実践研究のための量的データ分析方法論、調査データ分析法演習 他

    【研究テーマ】福祉で用いる統計学、理論物理学など 【学位】博士(理学)

  • 田村 真広教授●担当科目:地域福祉研究、研究課題設定論、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】学校カリキュラムの歴史と理論、福祉科学習指導論、福祉教育実践論、教育福祉論 【学位】修士(教育学)

  • 鶴岡 浩樹教授●担当科目:高齢者保健福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】地域医療、プライマリ・ケア、在宅医療、統合医療、代替医療、EBM、ナラティブ・メディスン、多職種協働 【学位】博士(医学)

  • 贄川 信幸教授●担当科目:研究課題設定論、福祉プログラム評価特別講義、福祉プログラム評価論各論、福祉プログラム評価論総論 他

    【研究テーマ】精神保健福祉(特に家族支援、訪問型支援、就労支援)、プログラム評価、支援プログラムの普及、コンサルテーション、実践評価方法など 【学位】博士(保健学)

  • 菱沼 幹男教授●担当科目:地域福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】地域福祉、高齢者福祉、コミュニティソーシャルワーク 【学位】博士(社会福祉学)

  • 壬生 尚美教授●担当科目:高齢者保健福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】介護老人福祉施設におけるケアの変遷、ユニット型施設の効果と課題/高齢者介護施設における介護職員の就労継続、仕事のやりがい感・満足感、入居者の生活の質に関する課題/地域ふれあいサロン活動の運営に関する課題など 【学位】博士(臨床福祉学)

  • 村田 文世教授●担当科目:社会福祉学理論研究・学説史、研究課題設定論、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】社会福祉政策(サービス供給論)、公私協働論、民間非営利組織論 【学位】博士(社会福祉学)

  • 森 千佐子教授●担当科目:高齢者保健福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】高齢者支援、介護者支援、多職種連携、アロマテラピーと介護 【学位】博士(社会福祉学)

  • ヴィラーグ・ヴィクトル准教授●担当科目:アジア社会福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】ソーシャルワーク、多様性、国際福祉、社会福祉教育、人権 【学位】博士(社会福祉学)

  • 内田 宏明准教授●担当科目:子ども家庭福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】スクールソーシャルワーク、学校福祉、子どもの権利 【学位】修士(社会学)

  • 宇野 耕司准教授●担当科目:子ども家庭福祉研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】子ども虐待、子ども家庭福祉領域における援助・支援、子育て支援を含む社会的養育領域における実践と研究 【学位】博士(社会福祉学)

  • 佐々木 貴雄准教授●担当科目:福祉政策研究、研究発表論演習、社会福祉学研究(演習・実習)、論文指導

    【研究テーマ】医療保険制度における保険者、高齢者を対象とした医療保障、社会の変化に対応した社会保障制度 【学位】博士(社会学)

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