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在校生・修了生インタビュー
日本社会事業大学大学院
社会福祉学研究科
博士前期課程・博士後期課程

  • 福祉・医療・健康・生活
  • 東京都
  • 大学院
仕事の幅を広げるため
地域福祉領域における実践的研究者・研究的実践家になる。それが今の私の目標です。

渡久地 美智留さん(36歳)

大学卒業後、沖縄県社会福祉協議会に入職。その後、市町村の社会福祉協議会に転職し、2023年に東京の同大学院に進学した。普段はオンラインで受講し、月1・2回は対面で講義に参加している。

入学の理由

きっかけは、制度と現場の間に「乖離」を感じたこと。次第に「現場を正しく把握し、より理想的な福祉のあり方を模索したい」と考えるようになり、大学院への進学を検討するようになりました。その後、全国の候補のなかから同大学院を選択。「実践的研究者・研究的実践家を目指す」という言葉に惹かれたこと、そして地域福祉の第一線で活躍する先生が在籍されていたことが最終的な決め手になりました。現在は市町村の社会福祉協議会の相談員として働きながら大学院の講義を受講しています。

大学院の魅力

同大学院の特徴は「研究の問い」に重きを置いていること。「研究テーマが論文の7割」と言われることもあるのですが、同大学院では半年ほどかけて先行研究を吟味し、「これまで何が明らかとなっているのか」「何を積み切れていないのか」を考察。福祉だけでなく経済学や心理学なども参考にしながら、自身の課題を学術研究レベルにまで昇華していきます。この広大な「知の海」から、どんな福祉の可能性を見つけられるのか。まだ入学して数ヵ月ですが、そんな少し先の未来にワクワクしています。

私のオススメ科目

社会福祉学研究方法論概論

15個の研究領域について学ぶ講義です。毎回、異なる先生方が「研究・調査法」「子ども家庭福祉」「他文化共生ソーシャルワーク」などについて教えてくださるため、福祉領域に関する視野を広げることができました。

社会福祉学専門英語 I

「海外の文献を読む」ことを目標にした英語の講義です。もともと英語に苦手意識があったのですが、先生がゲーム性を取り入れて日常会話レベルから指導してくれるため、毎回、楽しくスキルを磨くことができています。

福祉政策研究 II

経済思想家の理論について学習。今まで深く学んだことがない分野だったため非常に好奇心をくすぐられましたし、経済という大きな視点で社会問題を捉えることの大切さにも気づくことができました。

お金のやりくり法

学費や交通費は貯蓄から。支出を抑えるために書籍はすぐに購入せず、図書館の貸出や中古を活用するようにしています。同大学院は学費・研究費に関する補助制度も充実。社会人としては非常に助かっています。

ある一週間のスケジュール

月曜日子どもを幼稚園に送ったあと、17時まで業務に従事しました。子どもを迎えに行き、帰宅後に夕食。寝かしつけたあと、2時間ほど課題に取り組みました。
火曜日業務終了後、子どもと一緒に帰宅。この日は夫に子どもを託し、19時半よりオンラインでゼミに参加。仕事に育児、勉強と慌ただしい日々ではありますが、その分、1日、1時間、1分を大切にするようになりました。
水曜日この日は、昼休憩を活用して参考文献に目を通しました。帰宅後は夕食をつくりながら、英語の聞き流しをしてリスニングスキルを強化。子どもが寝たあと、レポートに必要な情報を整理しました。
木曜日9時からオンライン講義を受講。午後から3時間ほど勤務し、帰宅して再び講義に参加しました。次回、東京に行った際に借りたい書籍などをメモ。貴重な文献を揃える図書館の存在も、同大学院の魅力のひとつです。
金曜日午前中に講義に参加。教務課や教員が丁寧にサポートしてくださるので、まるでその場にいるかのように理解を深めることができています。学生同士の絆も深く、SNSを通じて頻繁に連絡を取り合っています。
土曜日土曜は朝から夕方まで講義があります。この日は学生とのディスカッションに挑戦。同大学院の学生は20代~50代と年齢も様々で、社会福祉士やNPO法人副理事、学校教職員、市役所職員と職種も多岐にわたっています。
日曜日休日。家族で海のそばの公園に行きました。ときにはリフレッシュすることも大切。平日も子どもとお笑い番組を見るなどして息抜きをしています。
問合せ先042-496-3080(入試広報課)ホームページはこちら
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