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大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム兵庫医療大学 履修証明プログラム通学制

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム学べる内容

対象とする職業の種類
看護師・保健師・助産師
講座の目的・概要
目的:要介護度が高く、医療的なケアを必要とする人でも最期まで住み慣れた地域で安心して暮らせるような社会を目指し、複雑で多様な状況を見極められる看護専門職を創出するとともに、一般地域住民の地域力を向上させることができる人材の育成を目指した職業人育成プログラムとする。
1.在宅看護ケア実践を行う上での基本的知識と実践手法を修得した看護専門職者を育成する。
2.慢性疾患等の医療的ケアを要する人とその家族が日常生活を営む上での必要な意思決定を支え、可能な限り快適な生活が送れるよう支援ができる看護専門職者を育成する。
3.在宅での多職種チーム医療と地域住民への知識技術の推進と波及ができ、地域在宅において医療的支援を要する人々のケアに関するリーダーシップがとれる看護専門職者を育成する。
概要:
少子高齢化という社会構造の変化から医療費が高騰化し、在宅ケアへのシフトが必至となり、地域包括ケアシステムが構築され、在宅医療は変革を求められている。一方で、住民の多数は最期まで住み慣れた地域で暮らしたいのにそれが叶わない現実がある。叶わない現実の理由には、在宅医療を担える専門職者の不足と地域でケアすること自体の力量不足がある。本コースを創出する上で、兵庫県阪神地区の訪問看護師へのヒアリングを行った結果、①地域在宅医療で起こる倫理的課題へ対応する感性の不足、②意思決定支援能力の不足、③人材育成資源の不足、④看護師の在宅看護への動機付けの不足などが課題として挙げられた。また、訪問看護師は、医療依存度が高い人々への支援、つまり、がん末期患者や人工呼吸器の装着者、褥瘡のある人、ドレーン類を装着する人、重度の障がいのある小児や精神障がいがある生活者、認知症のある人などについて、複雑で多様な状況の見極めが出来る専門職者の育成及び充実した医療サービス提供の向上が急務と感じていた。地域在宅ケアを担う看護師は、この現状に対応できる能力を獲得したいニーズがあり、コース開設後には学修の意思が高いことも確認できた。
しかし、人々が最期まで住み慣れた地域で暮らすには、それだけではまだ不足であり、当事者とその家族への知識と技術を看護専門職者が伝達することや、地域住民同士の自助共助が欠かせない。本プログラムでは最期まで住み慣れた地域で安心して暮らせるような社会にするために必要な在宅ケア内容を実践できる看護専門職者、そして地域住民の地域力をも育成できる看護専門職者を効果的・効率的に育成できる仕組みを提供する。
地域在宅で看護ケアする上で、看護専門職者が最も課題としている倫理的課題への意思決定能力とフィジカルアセスメント能力の育成を主軸とした8単位(4科目)を必修で提供することとし、うち2科目「看護倫理」「アドバンスドフィジカルアセスメント」は現存の大学院看護学研究科の共通科目を提供する。他の2科目はそれぞれの科目の応用編として位置づける「ベストプラクティス実践」科目と「在宅看護ケア実践」科目を新設し提供する。
身につけられる知識、技術、技能
身体状況査定法、臨床推論技能、理論を用いて患者家族を理解する方法、倫理的問題の認識と解決法、末期がん・認知症・嚥下障害・感染などへの看護知識と技術、ケアに関するジレンマへの問題解決技法
得られる能力
フィジカルアセスメント・患者と家族の意思決定支援能力・在宅ケアに関連した倫理的課題の解決支援能力・認知症ケア能力・嚥下障害ケアとそのリハビリテーション能力・感染管理能力・子どもの病気とその対応能力・難病ケア能力・住民の看護力向上支援能力

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム社会人が受講しやすい工夫

夜間・休日開講。ストリーミング配信等によるeラーニング。
また、履修生には必要に応じて提携保育園の紹介サービスを行う。

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム教育課程

「アドバンスドフィジカルアセスメント」「在宅看護ケア実践」科目による身体状況査定能力や末期がん・認知症・嚥下障害・感染などへの査定能力を修得するともに、「看護倫理」「ベストプラクティス実践」科目によって、臨床推論能力・理論を用いて患者家族を理解する能力・倫理的問題の認識と解決能力・在宅ジレンマへの問題解決能力を養う。このプロセスにおいて、多職種でのチーム医療実践がおこなえるよう、多領域の教員や実務家及び在宅ケアの当事者である施設・団体や患者家族の参画を得て、討議や演習を効果的に展開する。

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム募集要項

修了時に付与される学位・資格等 履修証明書
総授業時間数 8単位
受講料 年間受講料 80,000円
履修資格 看護師・保健師・助産師経験3年以上

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラム所在地

兵庫県神戸市中央区港島1-3-6

兵庫医療大学 大学院看護学研究科看護学専攻 地域在宅看護実践力育成プログラムホームページ

https://www.huhs.ac.jp/faculty/brushup-program/nurse

最終更新日:2022年3月31日

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