安楽死が認められている国もあれば、禁止されている国もある中で、一番大事なのは安楽死の本質を学ぶことです。メリットとデメリットの双方をきちんと理解した上で、自分の意見や考えを持つことが大切です。
哲学科では、ギリシャ語・ラテン語など中学校・高校で触れてこなかった新しい言語を学ぶことができます。ギリシャ神話やラテン語で書かれた聖書を読み解き、様々な「知識」を吸収できる場です。
<大前提>、<小前提>、<結論>の3つから真実を見極める方法を「三段論法」といいます。例えば、「鳥は卵を産む」→「ニワトリは鳥である」→「つまりニワトリは卵を産む」。このような考え方は論理的に思考し、文章を書く力につながっていきます。
例えば、占いで最下位だった日に「傘を忘れたり」、「友達と喧嘩をしたり」。そんな不運が重なった時、人は思わず「神の試練」などと解釈してしまうことがあります。哲学演習ではそういった人間の非合理な傾向について哲学的に考えます。
哲学には未来倫理という考え方があります。例えば、赤ちゃんが目の前で泣いている時、人は思わず助けてしまいます。それは助けない=「倫理がない」、「無責任」と考えてしまうためです。