もともとは生きた馬を神社に奉納していたのですが、それが簡略化され、板に馬の絵を描いて奉納する習慣となりました。民俗学の授業ではそのように変化してきた日本の習慣を届けていきます。
三国志で有名な「孫子の兵法」。そこには攻め方の理論、守り方の理論など戦での戦い方が記されています。当時は文字を書き残すものとして竹簡が使用され、海を渡り、日本の戦国武将まで届きました。
酒の醸造は酒蔵に神を祀り月経の血を「けがれ」と捉えていたため、女性の立ち入りを厳しく制限しました。そんな古代から現代に至るまでの女性の歴史・文化を日本史の授業では様々な角度から深掘りしていきます。
2022年秋、デンマークで約300枚の銀貨が見つかりました。この発見は中世の貿易の実態の解明につながると今も調査が続いています。発掘後に重要なのが資料のデータ化。史学科で学ぶデータ処理技術が後世へと情報を遺していきます。
史学科の西洋史の授業で学ぶ事柄のひとつがピーターラビットの世界などとして知られる「イギリスの湖水地方」。そこで伝統的に続けられている職業が「羊飼い」。地域とそこに暮らす人々の暮らしを授業の中で疑似体験し、迫っていきます。