- 狩野さん :
- そうですね。「戦略的経営とITを学びたい」というのが大学院進学を考えた理由だったので、WEBを使って、「MBA」「IT」の2つのキーワードで検索しました。その段階で7〜8校に絞れたので、後は個々の大学院サイトで詳細を調べました。それ以外に、大学院の総合サイトや書籍も参考にしました。
- 渡部さん :
- やっぱりWEBで調べました。最初はジャンルをあまり限定せずに、「MBA」「MOT」「IT」といったキーワードでリサーチしましたね。
- 狩野さん :
- 当時は仕事が忙しかったので、働きながらでも通える環境かどうかはしっかりチェックしました。「夜間開講」は必須条件。また、金沢工業大学大学院知的創造システム専攻(KIT)は1年制大学院なので、それも決め手になりました。もう1つ注目したのが、学生・修了生の体験談。どんなバックボーンを持っている人が集まっているのかは気になりましたから。KITのサイトには体験者のブログがあったので非常に参考になりました。
- 渡部さん :
- 教員リストですね。デジタルハリウッド大学大学院は、教授陣に錚々たる経営者が揃っていて、自分の希望にピッタリでした。
- 栄田さん :
- 受験したのは4校で、そのうち3校の説明会に参加しました。やはり、実際に行ってみないと、どんな人が志望しているのかわからないですしね。男女比はどうなのか、年齢層はどうなのか、アグレッシブな人が多いのか、とか。あと、説明する先生の「やる気」も大事ですね。実際、覇気のない先生もいるんです(苦笑)。その部分の印象は大きいですよ。
- 渡部さん :
- WEBでリサーチした段階で、受験校の候補は1校だけだったので、デジハリ大学院の説明会にのみ参加しました。
- 狩野さん :
- カリキュラムに関しては、当然詳しく知りたいんですが、サイトに科目名しか出ていないところもあるんですよね。そいうところは候補から外しました。それなりの投資をするわけですから、カリキュラムに関する情報すら不足しているのでは費用対効果のイメージもつかないので…。
- 栄田さん :
- 受験校を探す過程で、全体的に情報が少ないな…とは思いましたね。だから、ネット掲示板なども覗いて、多少は参考にしましたよ。過去問も手軽に入手できるといいんですが、なかなかなくて苦労しました。
- 渡部さん :
- 大学院進学を考えたのが2003年の終わり頃だったのですが、当時は今と比べて大学院に関する情報が少なくて、自分の目的に合った大学院が見つからなかったですね。これだ!と思ったのが新設されるデジハリ大学院くらいでしたから。ただ、デジハリ大学院に行くと決めた後は時間的余裕がなかったこともあって、学費や入試に関する細かいリサーチは後回しになってしまいました。試験内容について知ったのも、入試の直前でしたね。模擬問題に「和田アキ子の所属事務所は?」なんて問題があって、少し焦りました(笑)
- 狩野さん :
- 説明会に参加した後に、もう1度教授を訪ねて話を聞きました。「この大学院は、体系的な知識が得られるのか?それとも実務的なことを断片的に学べるだけなのか?」という点を実際に現場で教えている教授に聴いて確かめたかったんです。その結果、細かな実務的な知識をどんどん積み重ねつつ、かつ体系的な理解も得られる大学院なんだと納得できました。
- 栄田さん :
- 私が受験したときは先輩の話を聞くチャンスはなかったですね。ただ、私が入学した後の説明会では、在学生が参加して話をしましたよ。
- 狩野さん :
- 教授を訪問した際に、たまたまその場にいた社会人学生と話すことができました。せっかくの機会だから「働きながら通うのは大変じゃないですか?」「学生層はどんな感じですか?」といろいろ質問しました。そのときに「目標があれば大丈夫、スキルアップできるいい大学院だよ」と言ってもらえたのも進学を決める後押しになりましたね。「厳しいよ〜」と脅かされもしましたが(笑)
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青山学院大学大学院
国際マネジメント研究科修了
栄田育子さん(36歳)
投資情報サービス会社
データアナリスト
北海道大学法学部を卒業後、情報サービス会社に。転職を重ねながらプログラマーからSEとキャリアアップ。金融系SEだった当時、青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科に進学した。在学中に社内FAでファイナンス部門に異動。さらに今年2月に転職して現職に。
SEとしてキャリアを重ねてきたが、今後、自分がどの分野に専門特化するべきか決めかねていたため、それを探すために進学した。
大学院での2年があったからこそ、ファイナンスの分野に進む流れが自分の中でできた。通学中に大変だったのは、やはり時間管理。
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金沢工業大学大学院
知的創造システム専攻
ビジネスアーキテクトコース修了
狩野尚史さん(32歳)
(株)HRIインスティテュート
コンサルタント
大学で経営学を学んだ後、英へ留学。帰国後国内の建材メーカーに就職。当初は技術職だったが、その後、営業部門に異動。ルートセールスや代理店のIT導入コンサルティングに携わる。働きながら2005年4月から金沢工業大学大学院(虎ノ門キャンパス)に進学。1年で修了後、06年11月現在の会社に転職。
代理店のコンサルティングを担当し「戦略的経営+IT」を学ぶ必要性を実感したから。
よかったのは、教授や他の学生と自分のキャリアについて率直に話せたこと。苦労したのは、強いて言えば、学費を捻出するための節約生活。
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デジタルハリウッド大学大学院
デジタルコンテンツ専攻修了
渡部嘉巳さん(29歳)
有限責任事業組合バニラマン
代表組合員
建築系の専門学校を卒業後、WEBのスキルを習得し、計5社のベンチャー企業でWEB企画、経営企画などの業務に携わる。その後、独立し、ECサイトの企画・構築に携わりつつ、2004年5月から2年間、デジタルハリウッド大学院に通学。06年3月に修了生仲間とLLP(有限責任事業組合)バニラマンを設立。
起業家としてのベースとなる考え方やテクニックを習得するため。
よかったのは、大学院でなければ会えない経営者や多様な専門分野を持つ学生仲間と出会えたこと。そのせいで、飲み代は増えた(笑)