東洋医学では、病を治していく「自然治癒力」が全ての人の体に備わっていると考えています。はり・きゅう・あん摩・マッサージ・指圧の施術をとおして、経絡や経穴(ツボ)を刺激し、自然治癒力を促していくのが東洋医学の特徴です。また、人体の構造と機能を理解して治療を行う西洋医学の視点も大事です。東洋医学と西洋医学の両方の内容を、基礎から順序だてて指導しています。また、臨床実習では患者様とのコミュニケーションも含め、医療人としての総合的な力を育成しています。
東洋医療学科では、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の3資格の取得を、東洋医療鍼灸学科では、はり師・きゅう師の資格取得をめざします。伝統的な東洋思想をベースにした東洋医学と、解剖学・生理学などの西洋医学を学びながら、専門的な技術を習得。多種多様な手技や療法が存在する分野なので、個性や創造性を発揮した治療を追求することも可能。資格を活かせば介護や福祉の現場での訪問治療など活躍の幅も広がります。
東洋医療の学びは幅広く多種多様。先生方のやり方も一人ひとり違います。正解を覚えるような今までの学びとは違う創作的な側面を楽しみ、新しいことを身に付け、試しながら自分のオリジナリティを伸ばしてください。
大学卒業後、一般企業に就職。その後、人に直接触れて役立つ仕事がしたいと、関西医療学園専門学校東洋医療学科・柔道整復学科で学び、平成13年から同校専任教員に。担当科目は、東洋療法各論、臨床実習 等。「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師は、たくさんの人の役に立つことのできる資格。あん摩マッサージ指圧師に関しては、取得人数が限られた貴重な資格です」