社会人のための 大学・大学院入試はじめてガイド

入試やお金のこと、仕事と学習を両立する方法……大学・大学院で学びたいと思う一方、不安もいっぱいあるもの。高校から大学に進学するときと違って、社会人受験生にはおさえておくべきポイントがたくさんある。
ここでは「はじめての大学・大学院入試」に役立つ情報を紹介。疑問や不安を解消して、憧れのキャンパスライフを手に入れよう。

社会人の学習環境は充実多忙でも学ぶことは可能

社会人にも学びやすい環境が整備され、再び大学・大学院で学ぶ社会人が増えている。下のグラフを見てほしい。これは、仕事を続けながら大学院で学ぶ社会人学生数の推移を表したグラフだが、全体的に伸びていることがわかるだろう。2008年度時点で大学院に在籍する社会人学生数は5万3667人。全学生における社会人の割合は08年度20・4%と、04年度の16・8%から着実に伸びている。
この数値から言えることは、社会人が大学・大学院で学ぶことは決して難しくはないということ。学びたい気持ちがあれば、たとえ仕事が忙しくて平日に学習時間がとれないという人でも学べる道はあるのだ。
志望校選び、入試対策、学費捻出など、受験準備への心配も、ここに紹介した社会人が大学・大学院で学ぶためのポイントを押さえていれば問題なし。中身を知れば大学・大学院への興味がもっとわいてくるはずだ。

大学院で学ぶ社会人学生数と、大学院における社会人学生の占める割合

グラフ

2004年度の法科大学院スタートなどによって、専門職大学院で学ぶ社会人がとくに増えている。ここでいう社会人とは、経常的な収入を目的とする仕事に就いている者(企業等を退職した人、主婦も含む)。

初心者が押さえておくべきポイント
志望校の選び方

偏差値、ネームバリュー・・・・・・高校生の頃に多くの人が経験したような志望校選びをすると後悔する可能性大。忙しい時間をやりくりして学ぶ社会人だからこそ、本当に自分にあった学校選びが大切となる。目的の学習・研究ができるか、教員、開講時間、キャンパス所在地はどうかなど総合的にみて検討することが必要だ。

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学び方の種類

大学・大学院で学ぶ方法は一つではない。昼間に通わなくても卒業できるルートもあれば、学ぶ内容・目的によっては正規に入学しなくてもよいルートもある。何歳になっても学びたいという人のニーズに応えて、大学・大学院ではさまざまな受け皿を用意してくれている。自分はどの履修形態が適しているのか探してみよう。

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入学までのスケジュール

入学の準備にすべてのパワーを注ぎ込めない社会人の場合、いかに効率よく準備を進めるかがポイントとなる。それには合格までのダンドリ、スケジュールを頭に入れておくことが大切。どんな書類が必要で、いつまでに提出しなければならないのか。また、どんな学習をいつから始めるとよいのかなどを確認しておこう。

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入試対策

進学時にハードルとなる入試。いま多くの大学・大学院では、受験から遠ざかっている社会人を配慮し、入試科目を軽減した「社会人入試」を導入しており、かつて経験したような過酷な受験勉強をしなくてもめざしやすくなっている。とはいえ、対策は必要。社会人入試の中身、学習のポイントもチェックしておこう。

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お金のやりくり

受験準備に追われ、つい後回しになりがちなのが“学費”のこと。入学手続きの段階になって慌てることがないように、学費支払いの計画も事前にたてておくようにしよう。多くの大学・大学院では、学費捻出に役立つ制度を設けているので、学費がネックとなっている人は、そうしたサポート制度について調べておくとよい。

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時間の使い方

時間は、やりくり次第でなんとかなるもの。仕事を続けながら大学・大学院で学ぼうと考える場合、本当に仕事と学業を両立できるのか不安に思う人は多いだろう。しかし、多くの社会人学生が両立を実現している。先輩の時間捻出のヒントやアイデアを参考に、自分なりの時間やりくり法をみつけよう。

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