合格間違いなし!? 学問の神様への“お参りマナー"まとめ

これから受験を迎える高3生や、どうしても学校の試験や模試の成績を上げたい高1・高2生のみんなは、神頼みをしている?
 
日本には菅原道真公を祀った合格祈願・学業成就の神社がたくさんあって、古くからお参りする風習がある。
 
せっかくお参りするならきちんとマナーを守り、その姿をしっかり神様に見ていただいて、幸運を引きよせたいもの。
 
ここで簡単に、お参りのマナーを紹介しよう。
 

神様、お願いします! 神社へのお参りの手順

 
合格間違いなし! 学問の神様への“お参りマナー"まとめ
 
1.鳥居をくぐる
寒くてもポケットに手を入れたままなどにしない、帽子を脱ぐなど、軽く身なりを整えて会釈し、鳥居や門をくぐる。
 
2.参道を歩く
神様に失礼なことがないよう、端をゆっくりと歩く。
 
3.手水舎(てみずや)で、手や口をすすぎ清める
まず、一礼して柄杓(ひしゃく)で水をすくう。使うのは柄杓にすくった一杯分だけということを覚えておこう。最初に左手を清め、次に柄杓を持ち替えて右手を清める。もう一度、右手に柄杓を持ち、左手でくぼみを作って少し水を入れる。その水で口をすすぎ、口元を隠してそっとはき出す。左手を清める。最後に柄杓を傾け、柄と右手に水を流す。柄杓を戻し、最後に一礼する。
 
4.お賽銭(さいせん)を入れる
軽く会釈をしてからお賽銭を入れる。お賽銭には「御縁があるように」と5円玉がいいという説を聞いたことがないだろうか。けれども、神様・仏様は日本の貨幣制度が円になる前から、ずっと私たちを見守ってくださっていたので関係ないといえば関係ない。ちなみに、ある調査では1人のお賽銭の平均額は約150円だそう。
 
5.「二拝二拍手一拝」でお参りする
鈴を鳴らし、二回、頭を下げておじぎをする。このとき手は合わせず気をつけの姿勢で。胸の高さで手を合わせ、右手を少し下にずらして二拍手。手をぴったりと合わせて祈りを込めてから手を下ろす。最後に一回、しっかりとおじぎをする。
 
6.帰るときは違う出口から
お参りを済ませて境内から出るときは、来た道を戻るとご利益がないといわれている。別の道を通って、裏口などから出よう。
 

運を引き寄せよう! そのほかの合格祈願マナー

 
合格間違いなし! 学問の神様への“お参りマナー"まとめ
 
・絵馬にはきちんと名前を書こう
「合格しますように」などの願い事を書いて奉納する絵馬。昔は本物の馬を神様に奉納していたのが、絵馬の起源だ。このとき、ちょっと恥ずかしいと思っても、本名をしっかり書こう。そうじゃないと、神様が誰のお願いだかわからなくて迷ってしまうそうだ。恥ずかしかったら、目立たないところにそっと掛けておけば大丈夫。
 
・お守りは持ち歩くのが効果的
お守りの持ち方に決まりはないが、常に身につけておくのがよいとされている。ペンケースやバッグにつけて、毎日お祈りする気持ちを大切にしよう。
 
・複数の神社に行ってもOK
なかには、たくさんの神社を回ったほうがいいという説もある。また、あわせてお寺をお参りするのも大丈夫。例えばあちこちから授けてもらったお守りを複数持ち歩いていても、神様、仏様がけんかすることはないそうだ。お参りすることでリラックスできるなら、遠慮しないでいろいろな神様、仏様にお願いを。
 
・友人や家族の合格祈願をしてもOK
昔から、代わりの人にお参りしてもらうということはよく行われていた。その際、神様にきちんと、合格してほしい人の名前や、自分はその人とどんな関係なのかをお伝えすることが大切なんだって。
 
・合格したらお礼参りに
お参りをして無事合格できたら、神様にお礼に行くこと。お守りも基本的には1年後を目安に、お守りを授けてくれた神社にお返しする。遠方でなかなか返しにいけないときは、近くの神社に「別のところでいただいた古いお守りがあるのですが」とたずねてみて。ただし、神社でいただいたお守りをお寺に返したり、その逆はダメ!
 
合格間違いなし! 学問の神様への“お参りマナー"まとめ
 
どうだろう? 難しいようだけど、読んでみると当たり前のマナーばかりの気もする。基本は身なりを整えて、名前を名乗り、心を込めてお願いし、あとからきちんとお礼をすること。マナーを守って、ちゃっかりしっかり神頼みをして、合格を引き寄せよう!
 
 
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