広島国際大学、医療福祉学科の学生と黒瀬高の生徒が介護職の魅力を伝えるパンフレットを制作

広島国際大学医療福祉学科の4年生3人と黒瀬高の生徒3人が東広島市の福祉分野における人材育成事業の活動として介護職の魅力を伝えるパンフレット「イマカイゴ」を制作し、8月18日に東広島市役所を訪問して、高垣廣徳市長にパンフレットの完成報告を行った。

同事業は、広島国際大学と黒瀬高と同市の三者が2016年3月に締結した「福祉分野における地域人材育成事業に関する包括連携協定」に基づいた取り組みで、福祉の領域で活躍する人材育成及び地域への就業促進、福祉分野を中心とした交流事業及び地域づくり・まちづくりの推進等を図るため、三者はこれまでもさまざまな連携を行ってきた。

4月にパンフレット部会が発足し、3回のワークショップを通して、学生・生徒らは「介護職の魅力はどこにあるか」「どうしたら中学生に介護・福祉の魅力が伝わるか」など活発な意見交換を行いながら、実際に介護業界で働いている方の生の声も参考に制作を進めた。表紙やレイアウト、内容構成の検討、取材などさまざまなことを経験しながら、パンフレットを完成させた。

完成したパンフレットを手に取った高垣市長は、「表紙にはインパクトがあり、至る所に制作した若い人たちの感性が発揮されており、嬉しく思います。このパンフレットを多くの人に届けて、介護職の魅力を伝えていきたい」と述べた。

制作に携わった高村真由さんは「介護職の魅力を若い人たちに伝えるには、どう工夫したら良いのか考えながら進めました。」と振り返り、「介護業界の現状やこれからの可能性を知り、今後、福祉分野で働いていくうえで大変貴重な経験になりました」と話した。

パンフレットは、市内の中学校や学校説明会、福祉施設、地域の祭りなどで配布され、福祉分野における人材育成につなげていく。

■「イマカイゴ2021」
■発行:東広島市(2021年8月発行)
■編集:東広島市・黒瀬高等学校・広島国際大学による福祉分野における人材育成事業パンフレット部会
■サイズ:A4サイズ・フルカラー・8頁

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