東京家政学院大学、企画展・展示実習展 9/20〜10/21同時開催
東京家政学院大学は、生活文化博物館にて2022(令和4)年9月20日(火)~10月21日(金)の期間、企画展「完成までの道のり~資料の製作工程~」と展示実習展を同時開催する。生活に必要な食品、日用品、衣服、家具などは、すべて製作の手順を踏んで完成品となる。当館では伝統的な工芸品などの資料を購入する際には、できるだけ製作工程を依頼している。職人の技術力の高さも必要だが、長年の継承によって、完成までの工程も磨き上げられたものだと考えるからだ。
企画展は、下駄、張り子人形、各地の土人形、料理標本(食品サンプル)、越後上布の麻糸、人形(尾山、市松、木目込み)、コマ、こけし、椀、切子ガラス、クンストレース絵の製作工程を展示している。作業用の道具として機械を使うものもあるが、いずれも職人の手や目の熟練度が問われる作品。わが国の技術の賜物を観ることができる。
また、展示実習展は、東京家政学院大学の学芸員資格課程を受講している学生8名による展示。 4年次に開講される「博物館実習」の一環で、企画・調査・展示を学生たちが担当し、今年度は集中実習期間の5日間で作成した。江戸城の門の変遷と本学創立者大江スミの家政学について調査した。4年間学んできた集大成の成果を楽しんで欲しい。
【令和4年度第14回企画展「完成までの道のり~資料の製作工程~」】
【令和4年度展示実習展】
●会期:2022年9月20日(火)~10月21日(金)
●開館時間:9:30-16:30 休館日:土・日・祝日
●入館料:無料
■詳細リンク先