J3リーグのカマタマーレ讃岐トップチームでトレーナーをしています。自分自身サッカーをしていたこともあり、日本サッカーの最高峰であるJリーグの舞台で働くことが、トレーナーの勉強を始めたときのひとつの夢でした。思い描いていた未来が実現し、現在はチームのメディカルとして主に選手の身体のケアを担当。その他に練習の準備、片付けやアウェイ試合の遠征帯同を行っています。やりがいを感じるのは、やはりチームが試合に勝った時ですね。シーズンを通してケガ人が多かったり、チームが上手くいかないときもあります。そういった中でチームが一丸となって、勝利を掴んだときはすごくうれしいです。
参加したオープンキャンパスで先輩方が楽しそうに見えたのが、とても印象的でした。トレーナーだけでなく、教員免許やその他資格取得のサポートも充実していたことに惹かれ、入学しました。授業では、初めて身体の評価と治療を考えて実施したときに、身体の変化を感じられたことが記憶に残っています。その時の先生が教えてくれた評価の方法も分かりやすく、自分の中で成功体験として残せたことが今の仕事でも役に立っています。また、1年生の時に担任をしていただいた井ノ下先生は、僕の中で初めて出会ったトレーナーの先生でした。2年生、3年生になっても学校で会えば声をかけていただき、卒業してからも仕事関係でお世話になっています。
高校の時も専門学校の時も、あまり勉強が得意な方ではありませんでした。周りに流され、勉強しない時期もありました。しかし「こういった仕事をしたい」、「こういったトレーナーになりたい」と夢が具体的になってからは自主的に勉強するようになりました。分野に関わらず、興味を持ち後悔のないように頑張ってください。僕自身は、今後はプロの世界で経験していることを育成年代に還元したいと思っています。プロになってからも学生時代のケガが治りきっていない選手や、過去のケガが原因で他の部位にストレスがかかりやすい選手がいます。そういったケースを未然に防いで、長く良い状態でプレーできるようにサポートしたいと考えています。
株式会社カマタマーレ讃岐 勤務/アスレティックトレーナー科/2019年卒/大阪リゾート&スポーツ専門学校アスレティックトレーナー科卒業後、株式会社カマタマーレ讃岐に入社。現在はチームのトレーナーとして選手の健康管理、身体ケアを行なっている。