関東学院-すべての主人公たちへ

増田もも

毎日、冒険する

小学校の時、外遊びが好きな子だった。
友達を引き連れて、はしゃぎまわり、
毎日が冒険で、ワクワクして楽しかった。
年齢を重ねるにつれて、
外でははしゃいで遊ぶことはなくなったけれど
物語や美術、写真、いろんなたくさんのことに
ワクワクする時間があるのは変わらない。
やってみたいことにチャレンジして、
楽しかったり、
時には合わなかったりすることもあるけれど、
私の冒険は、まだまだ続いている。

師匠であり、先人であり、父という存在。

小さい頃からずっと家で、
ものづくりをする父を見てきた。
大学生になった自分が本格的に
デザインについて学んでから
父と話す時間は、ずいぶんと増えた。
大学の課題で「服の視点から暮らしの共生を
考えたんだけど」と聞けば、
「服で人とのつながりを生む活動ならどう?」と
議論が生まれる。
美術館に一緒に巡ったり、
自分が作ったものを見てもらったり。
家では大好きなお茶目な父だけど、
私の師匠であり、デザインの先人でもある。
つねに成長し続けている父の背中は遠いけれど、
いつか二人のものづくりの道が交差して、
何か一緒に作れたらいいなと夢を見ている。

好きを深掘るか、好きを広げるか。

高校生の時、
絵を描いたり、ものを作ることが好きだったから
美術系の大学に進学すべきかな?と迷った。
そんなとき、高校の先生から
「だったら毎日絵を描いてみなさい」と言われ、
実際に描き続けてみると、
描くだけは自分には辛いなと気づいた。
だからこそ、関東学院大学の
共生デザイン学科を知ったときは
「これだ!」と思えた。
いろんなデザインを学び、挑戦できる。
まさに私がやりたかったことだと思った。

手を動かす中で見つけた自分らしさ。

建築、アニメーション、陶芸、インテリア…
数えだしたら切りがないほど、
この3年間でたくさんの作品を作ってきた。
作るだけではなくて、例えば自然環境と共生を学ぶために
地元の野鳥観察園に足を運び、
そこで出会ったおじいさんと
共生について語り合ったりもした。
もちろん、順調なことだけではなかった。
周りの作品と比べることで、劣等感に悩んだこともある。
だけど、その時間があったからこそ、
自分らしく大きく成長していけそうだという
手応えを今は感じている。

「好き」が集う二宮ゼミ。

私が所属する二宮ゼミは行動するゼミ。
フィールドワークやグループ活動、イベント企画…
私がやりたかったたくさんの「好き」を
大勢の仲間たちと一緒に
することができる場所だった。
どうしても入りたかった。
ゼミを決める時に提出した志望理由書は
A4用紙にいっぱいに、想いを込めた。
そして今、毎日が挑戦の日々。
先日は子どもたちに農業体験を
するためのイベントを開いた。
大好きな自然に触れながら、
仲間たちと一緒に運営を行う。
充実している今の時間が、とても大切で、好きだ。

二宮ゼミとは?

「自然と共に生きる心豊かな暮らしと社会のデザイン」をテーマに3つの社会連携プロジェクトに取り組んでいる。その中の1つ、農園づくりプロジェクトは2020年から続くChigasaki Organic Farmと共に取り組む。指導教員の二宮咲子准教授(専門:環境学・自然共生デザイン)は「何をどのようにデザインするべきか。それはなぜかを現場で発見することにデザインの本質がある」との考えから、フィールドワークを重視したデザイン教育を実践している。

わたしの中にある世界を、仕事に。

まだ将来について、
何をやりたいか、
掴みきれていないのが正直なところ。
企業で働くのか、作家になるのか。
住む場所も実家の近くがいいけれど、
きっとやりたいことを場所で絞ったりはしないと思う。
ただ、自分の中にある世界観を活かして、
オリジナルなものを生む仕事ができたら
それは楽しいだろうなとは思う。

My Snap Photo
増田もも
増田 もも人間共生学部共生デザイン学科3年
2021年4月人間共生学部共生デザイン学科に入学。幼少期から絵を描くことが好きで、様々なジャンルのデザインを学ぶことができる関東学院大学の共生デザイン学科へ。家族で観るテレビの時間が好き。休みの時には展示会やイベントに足を運ぶことも多く、インスピレーションを受けることも多い。 学年は取材撮影時のものです。

今回の撮影地

オドリバ

革のバック職人の工房に私設図書館が併設。館内には様々な趣向の本が並べられ、人と人が繋がる場として楽しむことができます。

住所: 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町25-2
インペリアルビル504B

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