ここでは、具体的な社会人入試の中身を解説。社会人入試は一般入試と異なり、専門科目の負担が軽く挑戦しやすい仕組みとなっている。入試をハードルに感じていた人も大学が身近に感じてくるだろう。
社会人入試とは、その名のとおり、大学・大学院が社会人を対象に特別枠を設けて実施する入試のこと。一日の多くを受験勉強にあてられる現役生と同じ試験では、社会人はなかなか太刀打ちできない。そこで社会人が受けやすいよう導入されているものだ。
そのため、一般の入試よりも受験科目数が少なく、学習の目的や意欲を重視してくれる特徴をもつ。受験資格をクリアした社会人なら、できるだけこの制度を利用したい。
では、社会人入試はどんな科目構成となっているのか。下図をみてほしい。書類審査と面接で選考する大学・大学院から、英語や専門科目を課すところまでパターンはさまざまだ。ただし、筆記試験があったとしても内容は現役の学生が受けるものよりも比較的簡単なのでそれほど恐れることはない。また、選択できる科目を取り入れる学校も多いので、自分の得意分野で受験できるメリットもある。
社会人入試は、入試科目が少ないだけでなく、実社会の経験を活かせる利点もある。試験では、なぜ大学・大学院で学びたいのか、学んだことを今後の仕事や人生にどう活かしていきたいのかをアピールすることが大事。これが合格に近づくカギともいえるのだ。
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