公立大学/東京

東京都立大学

トウキョウトリツダイガク

東京都立大学のオープンキャンパス

情報をデザインする

東京都立大学 情報をデザインする1
開催日時
  • 2024年
    6月
    28日
    (金)
    18:30~20:00
内容
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7270
※本講座はオンライン講座でライブ+見逃し配信で7日間何度でも視聴可。

当講座は、東京都立大学の教員による高校生のための講座です。大学で研究・教育に携わる教員が、オンラインで講義します。文系・理系を問わず、ジャンルは多岐に渡りますので、興味ある講座を積極的に受講してみてください。

「情報に溺れ、知識に飢える」ということばがあります。現代社会では膨大な情報があふれていますが、そのせいでかえって本当に必要な知識や知恵を手に入れることが難しくなりました。つまり、このことばが訴えていることは、情報が増えるだけでは、必ずしも人びとは幸せになれないというパラドキシカルな事実です。
こうした状況を解決するために、大量に流通しているデータから必要な情報をわかりやすくビジュアルとして整理、提示することが求められています。このような取り組みを、ここでは「情報のデザイン」と呼びましょう。
まず、情報のデザインの歴史をたどります。情報をデザインする試みは、現代に限らず古くから存在していました。私たちがふだん何気なく使っている多様な「グラフ」は、いつ、どのように発明されたのでしょうか。
つぎに、近年の事例を紹介します。情報のデザイン、とりわけ「データの視覚化」は、サイエンスからアートにまたがる幅広い領域です。アート分野の「クリエイティブコーディング」とよばれる創作活動や、報道分野のデータジャーナリズム、社会課題に取り組むシビックテックの事例を紹介します。
最後に、データとデザインが融合した表現の制作手法について紹介します。データの側面では、近年、行政や公共機関のもつデータが積極的に公開されるようになりました。こうしたオープンデータによって、人びとがアクセスできるデータが大きく増えています。一方で、私たちの身近なデータも記録することで、デザインの対象にすることができます。
デザインの側面では、現代のメディア環境に応じて多様な表現が試みられるようになりました。制作プロセスでは、既存のデザインソフトウェアだけでなく、データを扱うことが得意なコード(プログラミング)を道具として使うことが増えています。どのようなツールやコードで、データをビジュアルな表現に変化させているのか、実際の作り方を紹介します。
本講座が、データとデザインを関連づける活動が、情報社会をよりよく生きるために役立てられることを感じてもらえればとおもいます。

講師:東京都立大学 システムデザイン学部 准教授 杉本 達應
このオープンキャンパスに参加しよう!
参加方法
要予約
事前申込制(Web申込可) ※高校生の参加は無料です。
お問合せ
オープンユニバーシティ企画運営係
TEL:03-3288-1050
※イベント情報は各学校から入稿いただいた内容、または各学校が公表した内容を掲載していますので、詳細は各学校にお問い合わせください。

東京都立大学のオープンキャンパス

情報をデザインする/東京都立大学(公立大学/東京)のオープンキャンパス
RECRUIT