
ニュースや新聞でも取り上げられているように、現在、世界各地で民族や宗教、文化の違い等から紛争が起きている。担当教員が以前居住していた中央アジアでは、各国持ち回りで毎年1回、日本語弁論大会が行われている。旧ソ連からの独立後、政治や経済状況は国ごとに異なるが、各国にいる学習者が日本語で相互理解を図り、留学先である日本で更に交流を深めている様子から、日本語教育が人の輪をつなぎ、世界平和に貢献していることを実感できる。授業では事前に提示した課題について議論を行うグループワーク方式を採用。取り組みを通して、国内外における日本語教育の役割や多文化共生について深く学び、それぞれの意義や考える力を身につけていく。それが実社会の課題解決の糸口となり、将来のキャリアを考える糧になる。

日本文化や言語への理解は多文化協働の場では重要。日本語教育のニーズに応える教員育成に力を入れている
教員の実務経験(国内外の大学、地域の日本語教室等)を踏まえ、日本語教育史や国内外の日本語教育、日本語教師の役割および日本語学習者の現状を学び、日本語教育の意義や方法について深く考え、初級日本語学習者を対象とした教案作成まで行う「日本語教育概論」。各回の授業開始前には課題を提示・提出し、授業当日は、課題を解説した後、グループ毎にディスカッション。最後にまとめを行うという反転授業形式を実施。履修をしている学生同士のディスカッションを通して、課題について深く考え、実践する力を身につけることができる。

日本語を分かりやすく教えるために、どのような導入や練習が必要か、履修者同士の議論から考えを深めている
国語や英語、特に言葉や教育に関心がある方は、特に楽しみながら学べる授業です。日本語の文法や語彙、文化に興味がある、対話が得意、異文化への理解が深く多様な背景を持つ人々に対応できる方にも向いています。

英語を話せることが当たり前になりつつある中で、大学時代には英語と他言語1つを身につけて欲しいとのこと
授業を担当する教員は、のべ5年の中央アジア居住歴があり、ロシア語、ウズベク語を学習済。日本語史や国内外の日本語教育や日本語教員の役割および日本語学習者の現状を理解することができる、日本語教育の意義や方法について考える力を身につけることができる、到達目標に合ったコースデザインを作成することができる、初級の日本語学習者対象の教案を書くことができる、という4つを到達目標に掲げ、授業を行っている。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



