すべての人にとって「お金」との関わりは避けて通れないもの。お金の流れを知ることは生涯を通して必要であり、生きていく上でも重要な知識となります。それらを体系的に学ぶのが会計学。会計と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、関連する資格には様々な段階があり、実力に応じて力を伸ばしていくことが可能です。力を入れているのは、学生たちが自主的な勉強を継続できる環境作り。資格取得支援室での勉強には一切の強制はなく、好きな時に気軽に立ち寄ることができるようにしました。また、試験に合格の際には単位の認定や、報奨金の支給を行うなど、学生のモチベーションにつながる制度も整備し、勉強する学生の数は格段に増加。共に頑張る仲間の姿に刺激を受け、「自分も負けていられない!」と切磋琢磨する良い循環が生まれています。
「最初から上の資格を目指すのではなく、まずは下位の資格を目標に設定し、そこに合格するための過程を教えることが重要です」と語る杉本特任教授。並行して勉強の進め方についてもアドバイスを行い、学生が自主的に学習するためのサポートを手厚く行っている。努力次第で誰もが高いレベルに到達できるのが会計の魅力。学生たちも目標をクリアするたびに成長を実感し、更に上の資格へ挑戦するモチベーションにつながっているという。2020年から4年連続で税理士試験の合格者を輩出。杉本特任教授の指導のもと、着実に実績を伸ばしている。
学生生活を送る上で大切なのは目標を定め、それに向かって努力することです。経験豊富な先生方がバックアップするので未経験でも大丈夫。自分の夢をあきらめることなく最後までチャレンジして欲しいと思います。
専門:簿記会計、管理会計論、原価計算論、キャリア教育。大学時代に会計を学び、その仕組みを学生に伝えたいと商業高校教員の道へ。教員業務の傍ら、当時はまだ珍しかった高校生向けの原価計算の教科書の執筆にも携わった。その後は高根沢高等学校校長、宇都宮商業高等学校校長などを歴任。2017年より、作新学院大学経営学部特任教授として赴任。資格取得支援室室長も兼務し、多くの学生を簿記試験、税理士試験合格に導いている。