女子栄養大学／卒業後のキャリア（栄養学部保健栄養学科栄養イノベーション専攻食品衛生監視員高崎　真帆さん）【スタディサプリ進路】

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高崎　真帆さん(栄養学部保健栄養学科栄養イノベーション専攻/食品衛生監視員)

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先輩の仕事紹介

食品・食品衛生法のプロフェッショナル「食品衛生監視員」として頑張っています！

食品衛生監視員

栄養学部保健栄養学科栄養科学専攻/2020年卒

高崎　真帆さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

食品衛生監視員として、輸入食品等が日本の食品衛生法に適合しているか、必要な検査が行われているかの審査に加え、窓口・電話対応を行っています。また、モニタリング検査のサンプリングに週2・3回は倉庫に伺います。検体は、数キロの冷凍肉の塊や鮭の半身などから、ノミとハンマーを使って採取することもあります。違反が確定するとその貨物は全量廃棄・積戻し等になるため、サンプリングでの微生物等の混入には細心の注意を払うとともに、責任の大きさを痛感します。その一方で、届出される食品はとても多様。日常生活では見られない業務用の食品から身近な小売用の商品まで、幅広く様々な食品を見て触れることに興味とやりがいを感じます。

学校で学んだこと・学生時代

大学で学んだ食品衛生の知識はもちろんですし、食品について学んだことが大いに役立っています。例えば、審査を行う際に、書類（品名、原材料、製法等の情報）からどのような食品なのかをイメージする力が身についています。これは、食品衛生監視員にとってとても大切なことなのです。また、私が所属していた保健栄養学科栄養科学専攻は、栄養士資格を基盤に、臨床検査学・家庭科教職・健康スポーツ栄養・食品安全管理の4コースが設置されています。現在のサンプリングの業務においては、その後の検査に関わる精度管理について、臨床検査技師コースで学んだことが大いに役に立っています。

分野選びの視点・アドバイス

女子栄養大学は、栄養士と臨床検査技師の両資格を取得できることが魅力だと思います。近年予防医学が注目されている観点から、栄養学の知識を得られることは、臨床検査技師としても将来の幅が広がると思います。私は現在、食品衛生監視員として港の検疫所に勤務していますが、全国規模で転勤が可能で、港以外にも空港の検疫所での勤務の機会もあります。ほかにも、臨床検査技師の学びを活かして検査課での試験分析業務にも携わることも可能です。将来のキャリアを考える上で多様な選択肢があるのも、私自身が身につけた専門性と、選択した職場ならではの魅力だと思っています。