
上田先生が担当するゼミは、経営学をテーマにしています。企業との共同プロジェクトが学びの柱になっており、経営やビジネスを実践的・活動的に学べる点が特長です。これまでに扱ったプロジェクト例は、アミューズメント施設の来客数を増やすための企画や、ハンガリーワインの販路を広げるための企画など。学生たちは、授業で学んだ経営学やマーケティングの知識を活用しながら、企業が抱える課題を調査し、課題の解決方法を考案し、それを社会で実現します。経営とは何か、社会が企業に求めることは何か、企業が社会にできることは何かを、体験しながら学び、実践しながら理解していくことができる授業です。経営学の知識はもちろん、行動力、思考力、チームワークを行う力など、社会を生き抜いていくための総合的な力を身につけることができます。

学外の人や企業と出会い、いろいろなことに挑戦しながら経営学を学びます。社会人基礎力も身につく授業。
企業が抱える課題を見つけ出し、解決するためには、綿密な調査が欠かせません。学生たちは、経営者にヒアリングを行うほか、商品のターゲットとなる人にアンケートを行ったり、ライバルとなる同業他社の商品を調べたりして、情報を収集します。そこから、解決するべき課題を探り、解決につながるような企画案を考え出します。もちろん、最初の案がすぐに採用されるとは限りません。経営者の意見を聞きながら考え直し、企画を練り上げていきます。認められた企画は、新商品、新サービス、イベント、広告などとして、実際に形にします。

共同プロジェクトは自分たちで決めて行動します。意見を交わし協力して活動することで、結束力が高まります
共同プロジェクトの締めくくりはビジネスコンテストへの挑戦です。プレゼンテーション資料の作成に苦戦する人や、人前で話すことにプレッシャーを感じる人もいますが、プロジェクトの集大成として全員が参加。コンテスト当日は、他大学のチームも集まる会場で、活動成果を発表します。「最終的には、コミュニケーション能力や積極性など多彩な力が身についているはず」と言う上田先生。入賞実績も豊富で、経済産業省がオブザーバーを務める「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ(2023年度)」では準大賞を獲得しています。

大勢の人にプレゼンテーションを行う経験で「自信がついた」と言う学生も。成長の機会になるイベントです
「自分の殻を破りたい!」「積極的になりたい!」と思っている人におすすめ。なかなか企画が通らなかったり、思ったように成果が出なかったりという試練もありますが、それこそが自分を成長させる糧になります。

4年生は、プロジェクトに取り組む3年生の支援を担当。同級生だけでなく、学年を越えた交流も活発です
ゼミを担当する上田恵美子先生は、経営学が専門。大阪市立大学大学院経営学研究科で博士(商学)を取得し、公益財団法人大阪市都市型産業振興センター経済調査室の研究員などを務め、多様な地元企業を訪問して研究。経済経営学科では、「経営学入門」、「経営戦略論」などの科目を担当している。上記のゼミは、3年次の「ゼミナールI・II」の内容。4年次の「ゼミナールIII・IV」では、主に卒業論文の執筆を行う。
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