
機械学習やサービスロボット技術の発展に加え、スマートフォン機能の高度化により、人々の生活を支援するシステムは大きく進展しています。サービスを提供するためには使用者のニーズを把握し、生活に支障をきたさないよう、使用者の行動や動作を認識して個人の状況に合わせた最適化システムの開発が求められています。私が今進めている「人間支援ロボットシステム」の研究では、使用者の日常生活に着目し、操作習慣や環境状況をセンシングデータとして収集・分析することで、効果的な支援機能を検討します。使用者から得た情報をフィードバックとして活用し、操作性や適用性を評価することで、より優れたシステムの研究開発を目指します。この研究は高齢化社会の問題への一助となるほか、私たちの暮らしをより豊かにすることにも繋がっていくでしょう。

介護福祉施設などで高齢者の心のケアに使われるペット型ロボットも、人間支援ロボットに含まれます。
何先生が担当するセンサ工学の授業では、学生に自らテーマを設定してセンサシステムを設計させ、そのテーマに応じて使用するセンサや組み合わせを調査し、実際に実現できるかを検討します。ゼミでの研究も同様の進め方で、学生同士が積極的にコミュニケーションを取りながら研究を進めます。場合によっては、チームで一つの大きなテーマに取り組み、共同で成果を完成させることもあります。勉強や研究を通じて学生が知識や技術を高めるだけでなく、他者と協力しながら人間性も磨き、将来は社会に貢献できる人材となることが期待されます。

授業では、AR・VRデバイスで使われるセンサ技術を学習。実際に機器に触れながら学んでいきます。
怖くなったり、迷ったりしたときは、「自分探し」の途中だと思ってみて。ネットだけでなく、読書や毎日の生活の中で身につく知恵を大切にしてください。ときには旅に出て、広い世界を自分の目で見てみましょう!

台湾出身。ソフトエンジニアとして働きながら、国立大学で学び情報工学の修士学位を取得後、日本へ。
専門科目:プログラミング基礎及び演習I、ディジタル回路演習、応用フーリエ解析、エレクトロニクス応用実験、センサ工学(電子)など
略歴:2013年、首都大学東京(現・東京都立大学)大学院システムデザイン研究科情報通信システム学域博士後期課程修了後、同大学で助教として5年間勤務。2018年、拓殖大学助教就任。2021年に准教授になり現在に至る。日本ロボット学会、信号処理学会(RISP)所属。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



