
私の研究テーマは、3DCGや画像合成の技術を使って手描きの絵のような表現を動かすこと。アニメやイラストには、線の描き方や色の使い方など描いた人ならではの工夫があります。その「描き手の工夫」をできるだけ再現しながら、コンピュータで動かす技術を研究しています。3DCGというとリアルな映像を作る技術だと思われがちですが、使い方次第でもっと絵に近い表現も可能です。最近は、コンピュータによる映像表現として、人が一本一本描いたようなストロークを自然に動かす技術の開発にも取り組んでいます。計算やプログラムで考えたことが、絵や映像として目に見える形で現れることが、CGの面白いところ。今後も技術による映像表現と制作支援を追究し、CGの応用範囲を広げていきたいと考えています。

3Dの特徴と描き方をうまく結びつけることで、あたかも手で描いたようなストローク描画を生み出せます。
藤堂先生が担当する授業「情報メディア実験」では、学内のモーションキャプチャ設備を使って、学生がアイデアを出し合って考えた動作を記録し、そのデータを解析・可視化します。その後、複数の動作を組み合わせるモーション合成に取り組み、グループで映像作品を制作します。また、CGの基本的な仕組みを学べる「コンピュータグラフィックス」や「グラフィックスの理論」といった授業では、CGソフトウェアに実際に触れながら、プログラミング演習を通して理解を深めます。各授業の最後には、発表会の形で自分たちの作品を発表します。

実際にCGを作りながら学ぶことを重視した授業を展開。デザイン科の学生とコラボ制作する機会もあります。
CG・映像の分野は、「アニメやゲームが好き」「ものを考えたり作ったりするのが好き」といった気持ちをそのまま活かして始められます。まずは、あなた自身が好きなものから「モノつくり」を楽しんでみてください。

「ゴッホの絵がそのまま動いたら?」そんなアイデアが、新しい表現技法を生み出すヒントになります。
専門科目:プログラミングI、情報メディア実験、グラフィックスの理論、コンピュータグラフィックス など
略歴:2013年11月、東京大学大学院博士課程(情報理工学)修了。映像制作会社オー・エル・エム・デジタルの研究開発部門での実務経験あり。2022年より拓殖大学工学部情報工学科の教員として、3DCGや画像合成を活用した映像表現技術や制作支援の研究・教育に取り組んでいる。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



