
実は先行研究において本学に限らず他大学でも、保育者をめざす学生の内、半数以上が図工や絵が苦手というデータがあります。こどもにとっては、造形は身体の発達や創造性、感性を育む重要な活動の一つですから、その苦手意識の原因を探り、どうすればこどもと一緒に楽しめるようになるのか?を日々研究しています。この研究成果を反映する形で、実際に私が大学で指導しているのは、「アナログ(造形)と×デジタル(ICT)の両立で、保育をもっと楽しく、もっと便利に」をテーマとした授業です。もちろん、通常の造形の授業では、基本的にアナログでの作業をいかに苦手意識なく、楽しくできるかを重視して指導し、ゼミや情報技術の授業では、ペンタブレットやアプリを使って苦手意識を軽減し、より楽しめる授業となるよう工夫しています。

「偶然できた形」を楽しむことで、造形の自由さを体感するモダンテクニックの技法を取り入れた授業も展開
先生の「保育×デジタル」のゼミは、他にはないユニークさで学生にも人気。実際には、ペンタブレットを使って魚や海の生き物を手描きし、その後、絵を誰もが簡単に使えるプログラミングアプリに取り込んで、動きを指示。そしてクラス全員の作品を一つにして、パソコン上で「デジタル水族館」を完成させます。このゼミでは、上手い下手よりも、デジタルによって自分の絵が味のあるキャラクターに変化し「自分の絵が動いた!」という感動を味わえます。ほかにもAIやDX、プログラミングの興味・関心を深める楽しい体験ができるそうです。

保育現場でもDX化やICT活用が進む中、最先端の専門デジタル知識を持つ先生から学べるのは貴重
豊岡短期大学では、得意分野や個性を伸ばすゼミ、最先端のICT活用授業もあります。しかもカリキュラムは、知識ゼロから無理なく学べるように設計されているので安心。保育の勉強やピアノ初心者も大歓迎ですよ!

「身につけたICTの知識と技術で保育分野に貢献したい」との熱い思いから、教育者となった先生
専門:ICT・造形
聖徳大学大学院 児童学研究科 児童学専攻(博士前期課程)修了。大阪総合保育大学 児童保育研究科 児童保育専攻(博士後期課程)に在学し、「造形の苦手意識」について研究中。 JR西日本ITソリューションズにてシステムエンジニアとして11年間、鉄道関連システムの開発に携わる。現在は豊岡短期大学の教員として、得意なICTを好きな造形に組み合わせた独自の授業を展開している。
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