
開発に関わった商品を多くのお客様に味わってほしい!
アイスの商品開発を担当しています。開発の仕事はレシピを考えるだけではありません。何か月も試作を重ね、会議でも意見をもらい、工場での再現性を確認しながら、少しずつ形にしていきます。開発部だけでなく、製造現場、品質管理など、様々な部署と連携しながら一つの商品を完成させていくので、大変なことも多いですが、チームで協力して乗り越え、商品が完成した瞬間の達成感はこの仕事ならではの魅力です。手がけた商品が発売された後は、近所のお店に見に行ったり、SNSで反応を確認したり。厳しい意見をいただくこともありますが、次はどう改善につなげていくかを考えるところも、開発の面白さだと思っています。
栄養学を中心に、食に関する幅広い分野を学びました。食品表示や衛生管理など、現在の仕事に直結する知識も身につけることができたと感じています。特に印象に残っているのは、サークル活動で取り組んだ商品開発です。嚥下障害のある子どもが安心しておいしく食べられる食品「インクルーシブフード」をテーマに、企業の方と協力しながらドリアやチーズケーキを開発。その過程で「食べたいのに食べられない人がいる」という現実を知りました。この経験を通して、誰かの生活に寄り添う商品を作ることの大切さや、チームで一つのものを完成させる喜びを実感。学生時代の学びが今の仕事で活かされていることが、大きな自信にも繋がっています。

「にとラボ」サークルではインクルーシブフードを開発
アイスの商品開発で特に難しいのは「試作品と同じものを工場で再現する」ことです。試作室でおいしく作れたとしても、工場では仕込み量が増えて生産設備も変わるので、同じ食感や口どけを出すのに苦労します。メレンゲ生地でアイスを挟んだ「ダックワーズサンドアイス」の場合も、生地の焼き具合で食感が変わりやすく、アイスの「なめらかさ」「口どけ」と合わせる調整がとても難しかったです。また、開発部の上司から製造部門、社長へと段階的にチェックされていくので、おいしさや食感はもちろん、コストや製造のしやすさ・品質の安定性など、総合的に成立させる視点も必要です。ダックワーズサンドアイスは商品化までに約5か月かかりました。

最初に開発に関わった「ダックワーズサンドアイス」

株式会社シャトレーゼ 商品開発部勤務/フードデザイン学科※2025年4月食物栄養学科を改組/2024年卒/「休日に食べ歩きをするくらいアイスが好き」と笑顔で話す成島さん。高校の頃シャトレーゼのソフトクリームのおいしさに衝撃的を受け「こんな商品を作りたい!」という思いが芽生えたという。まさに今、夢を叶えたが「ここからが本番」と言葉に力を込める。「目標は大きく2つあります。経験を積んで、現場の方や商品に携わる方々と協力しながら、商品開発のプロセス全体を一人で回せるようになること。もうひとつは「食品表示検定」を取得すること。表示はお客様の安心に直結する部分なので、確実に理解を深めたいです」と決意を語ってくれた。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



