ゲーム制作会社トーセのサウンドクリエイターとして、自社ゲームで使用される効果音の作成や、ゲームに実装する業務を任されています。それぞれのシーンにマッチした効果音を作るためには、事前に必要な音源のリストアップやどのようにサウンドを実装していくかまで考えることが重要。また他の制作スケジュールとも合わせる必要があるため、進捗状況の管理も大事にしていますね。ゲーム制作の現場では、最新のゲームエンジンを使って開発を行うので、最近はゲームエンジンについても知見を広めています。日々勉強の毎日ですが、知識が増え、自分が手がけるサウンドもより良く変化していくのはおもしろいです。
学生時代は、作曲やMAの基礎、レコーディング実習など本当に色んなことを学びました。特に他学科と合同でのアニメーション制作では、色んなクリエイターと共にサウンド作りができたのは良かったです。この経験を含めて、神戸電子で学んだことが現在の仕事のBGMや効果音制作、簡単な音声収録のセッティングなどのシーンで活かせていると実感しますね。それとVRや立体音響を学べたのは私にとって大きなことでした。実際にUE4を使用したVRゲームの制作を行ったり、学園祭でタイムドメインスピーカーを使った立体音響アトラクションの制作など、神戸電子だから経験できたことだなと、今振り返ってみて思います。
まずはサウンドクリエイターとしてもっとスキルを磨いて、サウンド設計からサウンドデザインまで一人でこなせるようになりたいです。そのためには、今やれることはすべてやる、前向きになんでもチャレンジするという風に、積極的に向き合い、色んなことを吸収したいと考えていますね。今後は世の中的にも、AIや5Gなどの技術が進化していきます。きっと、私が働くゲーム業界も大きな影響を受けることも多々あるでしょう。私も技術の進歩に負けず、常に新しいことを学び、自分の力にする姿勢と心を持って成長したいです。そして、ゲームをもっと感動的に、思い出深いものにする最高のサウンドを創造していきたいです。
株式会社トーセ勤務/サウンドクリエイト学科/2018年卒/音楽が好きで自分もクリエイターとして活躍したいとの思いを持ち、神戸電子専門学校に入学。作曲やMA、レコーディングまで専門分野を実践的に学んだ。元々ゲーム音楽が好きだったこともあり、ゲーム会社を中心に就職活動をし、その夢を実現。現在は、株式会社トーセのサウンドクリエイターとして、ゲームに不可欠なサウンドや効果音作成に取り組んでいる