東京のテレビCMの制作会社でディレクターとしての経験を積んだのち、現在は地元福岡でフリーランスとして活動しています。フリーランスとなり、ゼロからものづくりを行う難しさを感じることはもちろんありますが、それよりも映像を作る楽しさを改めて実感していますね。この仕事の魅力は、自分が経験してきた悲しいことや嬉しいこと、感じたことをすべて映像制作に活かすことができることです。イメージしたものを映像の世界でイキイキと表現できた瞬間に、一番の達成感とやりがいを感じています。
専門学校時代は、映像をつくるためのカメラ、照明、演出、編集など、基礎となるものをすべて学ぶことができました。基礎を幅広く学ぶことで、あらゆる応用ができますし、機材を思う存分に使えたことも良かったですね。先生方も現役で活躍されている方ばかりなので、業界の魅力はもちろんですが、厳しさもしっかり教えていただきました。そのことが今、仕事をしていく上での心構えにつながっていますし、原動力にもなっています。
卒業後、東京のテレビCM制作会社では、映像監督のもと演出や編集のことを徹底的に学ぶ機会に恵まれました。映像撮影に至るまでのイメージをどれだけ膨らませられるか、企画やアイデアに対しても、もっともっと良いものを、と自分が納得できるまでとことん考えるようになり、仕事への姿勢が大きく変わったと思います。前々から、スキルを身につけたら独立したいと考えていたのですが、会社からも応援していただき叶えることができました。出会えた人たちに感謝し、これからも新しい映像表現の可能性を追求していきたいですね。
フリーランス/放送・映画学科/2012年3月卒/福岡県直方高校出身。専門学校卒業後は、東京のテレビCM制作会社でディレクターとして経験を積み、2016年より、映像ディレクター・エディターとして福岡を拠点にフリーランスで活動を開始。東京と福岡の仕事を手がけている。作品はミュージックビデオがメイン。2PMの東京ドーム公演ダンスオープニングアクトやK-POP「GOT7」のライブ告知映像、乃木坂46メンバーPVやインディーズのミュージックビデオなどを制作。