高3の1年間を本気サポート!HEROチャレンジで勉強のニガテを完全撃破!PART2

あっという間にやってくる夏休み、重要な時間とはわかるけれど、一体何をしたらいいの!?と焦っているキミ。

今回も主人公になった気分で勉強を進めれば道は開けるのだ。

さあ、苦手を克服するHEROチャレンジに挑戦してみよう!

高3夏が勝負ドキ!現役合格ヒーローへの道

高校3年の1年間の中で、たっぷり勉強時間がとれる夏は苦手を克服する期間に。

現役合格までの過ごし方を紹介するよ!

【6〜8月】ニガテ克服 第一章   ←今回のターゲット!

  時間がたっぷりとれる夏。自分の苦手にとことん向き合う時期に。

【9〜11月】ニガテ克服 第二章

受験が迫ってきて焦りを感じる時期。不安を取り除く勉強やケアを。

【11〜1月】ニガテ克服 第三章

ここまで頑張ってきたなら、あとは本番に向けて実践あるのみ。

現役合格 ヒーローに!

受験を乗り越えた後は、現役合格のヒーローに!

この1年間頑張り抜いた経験は今後もキミを支えてくれるはず。
今回は、6月から夏休みまでの過ごし方について紹介するよ!

 

6〜8月は苦手を徹底的に克服する期間

手強い苦手科目はついつい後回しにしがち。

でも、夏の期間を使ってしっかり向き合うことで、現役合格の強い味方になってくれるのだ。

この時期のアドバイスを勉強のプロに聞いたよ!
スタサプ・肘井先生からのアドバイス



苦手と思う最大の理由は、「ほとんど手を付けていないから」

裏を返すと、夏休みを使って勉強すれば必ず得意科目に変えられるんです。
6月から夏休みの内に得意科目に変えることが重要だとわかった。

この時期に苦手を克服できた先輩とできなかった先輩の話を聞いてみよう!
苦手克服に成功した先輩のREAL VOICE
・一番苦手だった数列の問題をひたすら解いていたら一番得意分野に。(生活科学部進学予定・Sn先輩)

・問題を理解できるまで解説文を読んだり、得意な子に聞いて克服! (地域科学部進学予定・さかな先輩)
失敗した先輩のREAL VOICE
・苦手な英語は手を付けず。せめて単語くらいはやっておけば良かったと後悔。(法学部進学予定・絲音先輩)

・ひとつの教科に目を背け続けたせいで、ほかの教科も同じ気分になってしまった。(浪人予定・01先輩)
この時期を有効に使うことの重要性がわかるね。

ただ、いきなり苦手に挑戦するのは難しいから、Before/Afterをイメージしてみよう。

まずは6月を迎える前。

きっとこんな人が多いはず!
<Before -6月->
ニガテ怪人が出現するとかなり苦戦してしまう

つまり受験でいうと

苦手な科目や分野があってなかなか点数UPしない!


■メンタル
苦手な敵が来ただけで目をつぶってしまう

 ▶︎苦手な問題をよく見ようとしない

「見ただけで拒否反応が出てしまい、教科書を開いて数分でダウン」(商学部進学予定・あやか先輩)

■戦術
やみくもに戦ってしまい体力を消耗してしまう

 ▶︎苦手に対する効果的な勉強法がわかっていない

「自分では頑張って勉強していたつもりだったのに成績があがらず...」(法学部進学予定・まっちゃ先輩)

■ビジョン
ヒーローになるまでの道が見えていない

 ▶︎現役合格するまでの計画を立てられていない

「勉強はやっていたものの、偏った科目だけを進めてしまっていた」(栄養科学部進学予定・みー先輩)

苦手と聞くと拒否反応が起きてしまう。
その分点数ダウンに繋がっているのだ。
でも、6月に頑張っておくと、8月にはこうなっているはず!

↓  ↓  ↓
<After -8月->
ニガテ怪人が出ても完全に撃破できる

つまり受験でいうと

苦手な科目や分野をしっかり克服できている


■メンタル
ニガテ怪人が来ても自信満々!

 ▶︎苦手な問題が出ても点をとれる

「間違えた問題や時間がかかった問題を繰り返し解くことで自信に」(看護学部進学予定・はちみつれもん先輩)

■戦術
ニガテ怪人の倒し方がわかっている

 ▶︎苦手に対するアプローチや勉強法がわかっている

「苦手な教科は中学レベルの基礎からやり直して理解できるように」(教育学部進学予定・えいちゃん先輩)

■ビジョン
合格ヒーローまでの道が見えている!

 ▶︎計画が立ち、やるべきことがわかっている

「受験日までのスケジュールを立てることでモチベーションを維持できた!」(教育学部進学予定・あくん先輩)
うまくイメージできたかな?

6〜8月は徹底的に苦手に取り組んで点数UPと共に自信もつけよう!

 

HEROチャレンジPART2!6月中旬からスタートしよう

計画を立てよう

今回は、“ニガテ”を撃破し、効果的な夏を過ごすための計画を立てよう。

▶︎ヒーローだと
ニガテ怪人を効率的に倒すための作戦書を作ることが重要

▶︎つまり受験だと
夏を効率的に過ごすためにきちんと計画を立てることが必須


スタサプ数学担当・山内先生 からのアドバイス


時間と心に余裕を持って向き合おう

夏休みは苦手を克服する最後のチャンス。

計画を立てて、学習成果を振り返るなど余裕をもって向き合ってください。
●POINT
夏はもちろんその先も見すえてスケジューリングを

夏休みを有意義に過ごすために、計画を立てることは重要。

ただ、夏休みの計画だけ立てるのではなく、その先の受験日までの道を考えておくことが大事。 

夏休み前までに2月までの計画を書き出しておこう。
先輩のREAL VOICE
・受験日までの日めくりカレンダーを作って、その日やることとやったことを書いた。努力が見えてやる気UP。(専門学校進学予定・ゆどーふ先輩)

・月毎にどれくらいできるようになっていればいいか、そのために何をすべきかを具体的に決めました。(教育系コース進学予定・さっちー先輩)


 

計画を立てる重要性とは

計画とは、合格までの最短ルート。

効率的に勉強ができることでヒーロー(受験生)の心も安定するのだ。

実際に、先輩の失敗例と成功例をみてみよう。
「適当に勉強して大失敗した」先輩のREAL VOICE
・試験日が近づいてきたら英単語の量が足りないことに気づき後悔。(経済学部進学予定・きなこ先輩)

・計画を立てなかったせいで、受験生という意識が低いままだった。(商学部進学予定・あやか先輩)
「計画を立てて大成功した」先輩のREAL VOICE
・やれることがたくさんあったけれど、それが一目でわかって安心に。(人文社会学部進学予定・結栞先輩)

・何をいつまでにやるかを書き出すと、終わった時に達成感が!(農学部進学予定・ゆな先輩)
計画を立てる重要性がわかったかな?

次に、計画の立て方について受験のプロに聞いてみたよ。
受験のプロ・みおりんさん からのアドバイス

苦手科目も含め、勉強はゴールを明確にして計画することが重要!

計画を立てるには、まずゴール(志望校合格)を明確にすることが必要です。

そのゴールと今の自分の差をどう埋めていくのかを考えていくのが勉強計画づくりのポイントに!

<みおりんさん プロフィール>
地方公立高校から、1年間の自宅浪人を経て東大に合格。YouTube「みおりんカフェ」で楽しい勉強法を配信中。
●POINT 
<苦手克服できるスケジュールの立て方とは>

・年→月(→日)の順で立てる
いきなり細かい計画を立てるのは難しいもの。

まずは年間計画を立て、その次に月間を。

できる人は最後に日ごとの計画も立てられると◎。

・やることを具体的に割り振る
計画とはやるべきことを挙げて、それを時間に割り振っていくだけ。

受験であれば使う問題集や参考書をリストアップしよう。


\さらにうまく進めるコツ/

・志望動機を思い返す
志望校をなぜ目指していたのかを思い返せばモチベUPに。どこかに書いておくのも◎。

・余裕を作っておく
計画は必ずずれるもの。1日の中で数時間、1週間のうち1日など、調整時間を作って。

・月に1回立て直す
どこまで計画通りできたか振り返り、ずれた分は次の月にまわすなどの立て直しが重要に。

ステップに沿ってスケジュールを立ててみよう

年間スケジュールを立てる

<STEP1.ノートに表を作る>

A4サイズのノートを用意し年間表を作る。

縦は1マス(教科を書く欄)+9マス(6~2月)に割って、横は自分の受験教科の数に割る。

下の表を参考にして作ってみよう。


HEROチャレンジPART2

※タップで画像拡大

●POINT
年→月と細かくしていこう。

まずは年間(2月まで)でゴールの大枠をつかみ、それを月間に落とし込んでいこう!
<STEP2.最終ゴールを明確にする>

行きたい学校の入試日を確認し、縦に色ペンで線を書き入れ、「●●大学入試合格」と書き込む。
●POINT
ゴールは必ず決めておこう。

ゴールが決まらないと計画が立てられない。

志望動機を一緒に書いておいてもいい。
<STEP3.小さなゴールを決める>

模試の日程を確認し、縦に色ペンで線を書き入れ、模試名と志望校合格判定の目標を書き込む。

目安としては、春模試の判定がA・Bだった人は→夏・秋の判定目標をAに。

春模試の判定がC・D・Eだった人は→夏の判定目標をC、秋の判定目標をBにしておこう。
●POINT
小さなゴールでやることを明確に。

最終ゴールの間の小さなゴールを定めておくと、やるべきことがより明確になる。
<STEP4.ざっくりとやることを決める>

自分のもっている参考書や、先生・先輩におすすめされた問題集をいつやるか、横に色ペンで線を書き入れる。

目安としては、6〜8月は基礎と苦手分野。9〜11月は応用。12月〜は実践と考えよう。



 

月間スケジュールを立てる

<STEP5.次ページに表を作る>

同じA4ノートの次ページに書こう。

縦は1マス(教科を書く欄)+3マス(日を10日間ごとに区切る)に割って、横は自分の受験教科の数に割る。


<STEP6.STEP4の計画をさらに細かく振り分ける>

年間スケジュールで書き込んだものを見ながら、予定通り終わらせるために、だいたい何ページずつやればいいかを書き込む。

例)
6、7、8月で300ページの基礎問題集を終わらせるなら、1カ月に100ページをやればOK

→ 6月の1カ月で100ページをやる
→ 10日間で約33ページをやる
 ※できる人は、単純に割り振るだけでなく、部活やイベントなども考えてペース配分をしてみよう。


<STEP7.日ごとに区切って振り分ける>

さらにできる人は縦を日数分区切って、日間スケジュールを作る。

そこに月間スケジュールで書き込んだものを見ながら、細かくやるべきページ数などを書き入れていこう。
●POINT
計画はずれるもの!立て直しが重要。

予定通り終わらなくても落ち込まず、翌月に生かすことを考えて計画を立て直そう。

<MORE STEP>

・月に1回振り返りと立て直しをする
月末になったら、どこまで予定通り進んだのか振り返り、次の月の計画を立てる時間をもつ

・予定通り行かなかった原因を探る
無理なスケジュールを立ててしまっていたのか、ダラダラしてしまったのかなど、計画通りいかなかった部分について振り返る

・できなかった分は翌月へ
予定通り終わらなかった分は、次の月に吸収。
予定通りいかなかった原因もふまえながら次の月の計画を立てる
HEROチャレンジのPART2はどうだったかな?

次回はPART3を紹介するよ。

ぜひチェックしてね!

苦手と向き合おうとしているキミ、もうそれだけで半分以上は克服したようなもの。

辛いかもしれないけれど、後悔しないように全力で夏を走り抜けて!

※記事内のコメントは高校3年生(134名)のアンケート調査によるものです。
※記事内の情報は2022年4月現在のものです。

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Text-Edit/Ayumi Saito
Illustration/Sanpei Hirado
Design/Yujiro Suga
Mina Yokota(ma-hgra)
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