夏じゃ遅い!春OCで「体験」のススメ~向き不向きがはっきりわかる~

もうすぐ3月。春休みの予定は決まった?部活や遊びの予定で忙しい!って人も多いかもしれないけど、予定に加えてほしいのが「オープンキャンパス(OC)」。

実際に見て、聞いて体験してみることで、自分に合っているかどうかの「向き不向き」がハッキリ見えてくる。実際にオープンキャンパスで「体験」した先輩たちのエピソードを元に、何が体験できるのか。さらに、ジャンルごとに何をチェックすることで向き不向きがわかるのかを見てみよう。


OCの体験を通して、自分のピッタリをみつけよう!

志望校の情報を集めるのに便利で手軽な、パンフやHP…。でも、実際に日々を過ごす大事な場所だからこそ、OC(オープンキャンパス)で「生」の情報を得ることも大切!実際の授業を受けたり、学校の先生や先輩との会話などを「体験」することで、候補のジャンルが自分に向いているかハッキリわかるんだ。先輩たちのアンケートを元に、春のOCで実際にどんな体験ができるのかを紹介していこう。

OCでできる「体験」ってどんなもの?

OCでは学校の雰囲気をリアルに、また楽しく感じてもらうためにさまざまなプログラムが企画されている。「どんな仕事が自分には一番合うんだろう?」 そんな疑問は、実際に自分の手を動かして、肌で感じることで解決できるはず。

模擬授業

OCのほとんどで企画されているのが「模擬授業」だ。実際の授業で使われている道具を手に、本物の授業さながらの体験ができる。

実際の授業を再現する場合もあれば、在校生と一緒に授業を受ける場合もあり、「この作業、めちゃくちゃ細かいけど、意外と好きかも!」「2年間ずっと続けるのは大変そう…?」など、自分だけの感想からジャンルへの向き不向きがわかる。

さらに、先生の教え方はていねいか、授業中の空気はワイワイ楽しい系か、それともまじめに集中する系かなど、パンフレットには載っていない「本当の授業の雰囲気」も肌で感じることができる。
【先輩’s real voice】
「模擬授業でわかった、向き不向きは?」


「模擬授業でわかった、向き不向きは?」
「実際にカフェ系とパティシエ系2つを体験してリアルな違いを感じられて良かった」(調理・製菓・カフェ系専門学校生・20歳)

「旅行の専門の沖縄の旅行スケジュールを立てるのが楽しくて良かったので楽しそうだと思った。ただ、旅行の専門学校の多忙な1年のスケジュールがわかりついていけるのか心配にもなった」(ビジネス・観光・語学系大学・23歳)

「好き と 学びたい は違うと思っており、自分は心理学分野が好きなだけなのかと思っていたが、実際に模擬授業を受けてみて“もっと学びたい、知りたい”と思えたので自分に向いているとわかった」(医療・福祉・看護系大学生・21歳)

「模擬授業でわかった、向き不向きは?」
「CADで図面作製を体験してみておもしろいと感じ、やってみたいと思った」(デザイン・映像・CG・ゲーム系大学生・ 23歳)

「体験レッスンとジャムセッション体験でアドリブは苦手であることに気づいた」(音楽・声優・エンタメ系大学生・20歳)

卒業展示(卒展)

春のOCはちょうど、卒業制作(先輩たちが数カ月〜1年かけて取り組んだ課題)が展示されている時期。先輩たちの集大成が見られる貴重なチャンスだ。自分の未来の姿をイメージでき、自分のセンスと合うかどうかもわかる。

例えば卒業制作のドレスや、ヘアメイクを施したモデルのポートフォリオ、アニメーションが組み込まれたWEBデザイン、壮大な絵画・彫刻の美術作品など。これらを見て「カッコいい!」「こんなの作りたい!」と思えたら、そのジャンルとの相性は良好。逆に「思ってたのと違うかも…」と感じるなら、それは不向きと判断する大事なヒントになる。
【先輩’s real voice】
「卒業制作を見て気づいた向き不向きは?」


「卒業制作を見て気づいた向き不向きは?」
「絵がきれいな人がいてデザイン科に魅力を感じた」(デザイン・映像・CG・ゲーム系大学生・22歳)

「こんなすごい卒業制作をしないといけないのか!と驚いた」(音楽・声優・エンタメ系大学生・24歳)

個別相談

実際に教壇に立つ先生や学長、教務担当者などと面と向かって話をする機会が設けられている場合が多い。学費や一人暮らしの不安はもちろん、実は「自分はこのジャンルに向いていますか?」と直球で悩みをぶつけるのもOK!

入学するとお世話になる先生方と直接話ができるので、自分の求める雰囲気かどうかも見極めることができる。
【先輩’s real voice】
「個別相談でわかった、向き不向きは?」


「まだ学習したい分野などをはっきりと持っていなかった自分にとっては、実際の先生とお話しできることで将来への展望や可能性を感じることができた」(ビジネス・観光・語学系大学生・22歳)

「都市工学科の学科長と話したんですけど、すごく気さくな方でした」(都市工学系専門学校生・18歳)

「個別相談でわかった、向き不向きは?」
「聞きにくい、卒業前に資格を取れずにそのまま就職することはあるのかなども質問できたため、期待をもてた」(医療・福祉・看護系専門学校生・19歳)

在校生トーク

在校生との会話は、一緒に学ぶ学生の雰囲気を感じられるのはもちろん、テストや課題の本当の量など、パンフには載っていない「学びのリアル」を直接聞けるチャンス!在校生との相談会を設けている学校もあるが、それがなければオープンキャンパスに受付などの手伝いに来ている在校生に直接話しかけてみるのもアリ。

どんなことに苦労し、どんな瞬間にやりがいを感じているかを聞くと、「自分もその苦労を乗り越えて、やりたいと思えるか?」をリアルにジャッジできる。先輩の姿に未来の自分を重ねて、その道に進む覚悟がもてるか確かめてみよう。
【先輩’s real voice】
「在校生トークでわかった、向き不向きは?」


「勉強は覚えることもたくさんあるけど、それ以外にも仲間との協力が必要など、学生同士のかかわり方もわかり、入ってみたいと思った」(医療・福祉・看護系専門学校生・19歳)

「就活までの忙しい流れを教えてもらい、学校生活で遊びたいぼくには向いていないと感じた」(ビジネス・観光・語学系大学生・23歳)

「学生のもっている雰囲気が穏やかな人が多く、自分に向いていると思った」(ビジネス・観光・語学系大学生・22歳)

実際にOCに行ったら、どこを見ればいい?

OCに足を運ぶだけでなく、見るべきポイントを意識して行くと、得られる情報は何倍にもなる。特に専門学校は、目指す分野によって「見るべき場所」が全然違う。どこをチェックすべきか、先輩の意見を参考にまとめてみたよ。

ジャンル別にここをチェック!

●デザイン・映像・CG・ゲーム系
PCのスペックやソフトが最新かチェック。卒業制作の作品を見て、目標とする技術を得られそうか確認しよう。
【先輩’s check point】
「最新の設備で勉強できてすぐに使える技術か」(デザイン・映像・CG・ゲーム系大学生・22歳)

「液晶ペンタブの使用があるか、ポスターや等身大パネルを印刷できる大型印刷機があるか」(デザイン・映像・CG・ゲーム系専門学校生・20歳)
●音楽・声優・エンタメ系
防音完備のスタジオや収録機材の充実度を確認。業界とのつながりや、現場実習のチャンスが多いかも重要だ。
【先輩’s check point】
「防音室が十分か」(音楽・声優・エンタメ系専門学校生・18歳)

「講師はプロで活躍している人で経験豊富な知識があるか」(音楽・声優・エンタメ系大学生・19歳)
●医療・福祉・看護系
病院さながらの実習機器があるか確認。国家試験の合格率だけでなく、再試験などのサポート体制も聞いてみよう。
【先輩’s check point】
「最新の医療器具がそろっているか」(医療・福祉・看護系大学生・18歳)

「実習室の設備、先生たちの教え方は自分に合うか」(医療・福祉・看護系専門学校生・19歳)
●調理・製菓・カフェ系
調理台の広さや実習時のチーム人数、衛生管理などをチェック。学食や実習で味や素材のクオリティも確かめよう。
【先輩’s check point】
「自主練するための場所や機会があるか 体験に楽しさを感じられるか、料理・製菓系の品数に幅があるか、複数のものが体験できるか」(調理・製菓・カフェ系専門学校生・18歳)

「設備がどれだけそろっているか、先生はどんな人か」(調理・製菓・カフェ系専門学校生・20歳)

「自習練用のコーヒーメーカーやオーブンで、本格的に思う存分練習できそうか」(調理・製菓・カフェ系専門学校生・18歳)
●ビジネス・観光・語学系
接客マナーを学ぶ演習室や、ネイティブ講師との交流環境を確認。資格取得実績やインターン先も要チェックだ。
【先輩’s check point】
「ホテルでの実習経験ができるか」(ビジネス・観光・語学系大学生・22歳)

「英語に力を入れているか」(ビジネス・観光・語学系大学生・23歳)
●美容・ファッション系
思う存分練習ができる設備があるか。学生の服装やメイクから、センスが自分と合うかも大切だ。
【先輩’s check point】
「カットウィッグやメイク道具は1人1セットor共有か、在校生の髪型や服装の雰囲気が自分に合いそうか」(美容・ファッション系大学生・21歳)

夏じゃちょっと遅い…春オーキャンにまずは行くべし!

ここまでOCの体験の魅力やジャンルごとのチェックポイントを紹介してきたけど、「まだ高2だし、夏でいいかな」なんて思っていない?専門学校のOCに参加した先輩153人にアンケートをとったところ、なんと67%が「高2〜高3の春休み」に参加していたことが判明!さらに、そのうちの91%が「春に行って良かった!」と回答している。

じゃあなぜ春OCはそんなにいいのか。「3つの理由」を、先輩たちのリアルな声とともに紹介するよ!

「春のOCがいい理由は?」
1.初心者が多くて気が楽
参加者が少なく先生や先輩と話せる時間が長いので、初歩的な質問も納得いくまで聞ける。
【先輩’s real voice】
「すいていて在校生や先生などとコミュニケーションをとる時間が長い」(デザイン・映像・CG・ゲーム系専門学校・18歳)

「自分と同年代で同じような志の学生に出会うことができる。しかも質問がしやすい雰囲気」(ビジネス・観光・語学系大学生・22歳)
2.不向きに気づいても焦らず検討できる
夏前に「自分の向き・不向き」を判断できるから、もし違和感があってもあせらず志望校を修正したり、他校と比較したりできる。
【先輩’s real voice】
「実際にオープンキャンパスに行ってみて、なんか違うかも…と思っても修正がきく」(医療・福祉・看護系大学生・21歳)

「時間がたくさんあるから同じ系統の学校と複数見比べられる」(デザイン・映像・CG・ゲーム系大学生・20歳)
3.春の陽気で快適
穏やかな気候のなか、集中して校内を見学し、あせらずゆっくりと自分の適性を見極められる。
【先輩’s real voice】
「涼しいし集中して見極めやすい」(音楽・声優・エンタメ系大学生・20歳)
ほら、今すぐ春OCに行きたくなってきたのでは?

春休みはOCで、「向き不向き」をジャッジ!

毎日はあっという間。だからこそ、春のうちに一度だけでもOCで体験してみよう。「思っていたのと違う」か、「意外と向いているかも」か。その感覚を持っているだけで、夏の志望校決定のゴールは近づく。

推薦の情報やエントリーの流れを早めに知れれば、準備も一歩先に進められるというメリットも。まずは一校。その体験が、進路を前に進めるきっかけになるはず!

※記事内のデータは2026年1月に専門学校生と大学生、計153名に実施した調査(調査委託先はアイブリッジ)によるものです。

文/中島典子 イラスト/山川春奈 構成/前田こころ(編集部)