俳優・冬野心央さんから、今もがいているキミへ「やる気に頼らなくても、壁は越えられる!」
部活やテスト勉強に追われる毎日。「そもそも、いま頑張っていることって将来の役に立つのかな?」と、わからなくなる瞬間もあるかもしれないね。
そこで今回は、1st写真集『Butterfly』をリリースし、俳優として多方面で活躍する冬野心央(ふゆの みお)さんにインタビューしてきたよ!
冬野さんは、英検Ⓡ準1級、世界遺産検定2級を取得している“努力の人”!合格につながったおすすめの英語学習法に加えて、俳優という道を進む今、高校時代の努力がどのように形を変えて自分を支えているのかを語ってくれたよ。
冬野心央(ふゆの・みお)
2003年12月3日生まれ。山口県出身。2025年にスーパー戦隊シリーズ50周年作品「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系列)にて主人公・遠野吠/ゴジュウウルフ役に抜擢され、ネクストブレイクとして今注目を集めている俳優。近年の主な出演作に、映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』(2025)、映画『彼の瞳に映る僕』(2025)、Vシネクスト『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』(2026)等。また、水曜プラチナイト「仮面教師〜妻を亡くしたその日から」(2026)に出演するなど、活躍の幅を広げている。
英検Ⓡ準1級の教材を開いて「これは桁違いだ」と絶望
――冬野さんは、高校生のときに英検Ⓡ準1級に挑戦されたそうですね。
はい!準1級の資格やスコアを入試に利用できる大学があると聞いて、受験の選択肢を広げるためにチャレンジしてみようと思ったんです。
でも、最初に準1級の教材を開いた時は、語彙の多さとレベルの高さに「これは桁違いだな…」と絶望しました(笑)。単語量だけでなくライティングもリスニングもスピーキングも、全部がハードでしたね。
――特に苦戦したのは?
リスニングは最初、何を言っているのかまったく聞き取れませんでした。でも「一回でできなくても挫折しない」と決めて、とにかく繰り返し聞いて耳を慣らしていきました。一回で定着しないなら、根強くしつこく毎日やり続ける。それが一番の近道だと思います。
高校3年生の段階で一次試験には合格できたのですが、二次のスピーキング試験で落ちてしまって…。すごく悔しかったのですがあきらめず、大学に入学した年の春に再受験して、無事に合格をつかみ取りました。

高い壁を乗り越えた方法は? 冬野さんが実践した3つのメソッド
1.単語学習は、毎日500~1000語に触れる!
――英検Ⓡ準1級合格に必要な語彙数は、約7500~9000語とされていますが、その取得に向けてどんな勉強法を実践していましたか?
「エビングハウスの忘却曲線」の法則ってご存知ですか? 人は一度覚えたことでも、時間がたつほど忘れていくことを示したものです。そのため、学んだことは時間をあけて繰り返し復習すると、記憶に残りやすくなると言われています。
ぼくは、中学校の先生からこの考え方を教わりました。そして、この法則を信じて、ひたすら反復学習をしていました。少し時間をおきながら、とにかく繰り返して脳に定着させるんです。具体的なやり方は、1日に1時間ほどかけて500〜1000単語くらいを1周流し見する。その勉強を、塾の自習室で毎日欠かさず続けていました。1回で完璧に暗記しようとするのではなく、毎日大量の単語に触れることを、何度も繰り返すのがポイントです。

2.「部活が終わったら自習室」をルーティンにする!
――高校卒業までサッカー部に所属し、フォワードとして活躍されていたそうですね。部活と勉強の両立は大変ではありませんでしたか?
正直ハードでしたが「部活と勉強の両立はできるもの」と思っていました。というのも、ぼくの1つ上の先輩たちはすごく頭が良くて、サッカーも全力でやりながら、難関大学に合格していたんです。「先輩たちができているのだから、言い訳できないよな」と思えたのが大きかったですね。
部活が終わったら誰よりも早く部室を出て、塾の自習室で勉強する、というルーティンを作っていました。
――モチベーションが上がらない日はどう乗り越えていましたか?
「気持ち」でやろうとしないことですね。ぼくは「今日はやる気があるからやる」「気分が乗らないからやめる」と感情に左右されると続かなくて。「部活が終わったら即自習室へ行く」といった行動を、歯磨きと同じように“日常の習慣”にしてしまうことが一番効きました。
3.スマホは「カバンごと」遠ざける!
――ついつい誘惑に負けそうになる瞬間もありますが、集中力を保つ工夫は?
スマホは本当に大敵です!手元や目につく場所にあると、集中力が削られてしまいますよね。
だからぼくは、絶対に触れないように物理的な距離を置いていました。普段はカバンの奥底にしまい込んでおいて、塾で勉強するときはカバンごと離れた場所に置いておいたんです(笑)。目の前から完全に排除することで、勉強だけに没頭できる環境を作っていました。

資格試験の勉強を通じて鍛えられたのは、やりきる力とメンタル
――高校3年生の時には「世界遺産検定2級」も取得されたんですよね。
世界遺産検定は高3の時にノリで受けた部分もあるのですが(笑)、高校時代に資格試験や受験勉強に向き合った経験は、今の俳優という仕事にすごく生きています。1日中勉強に向き合ったり、壁にぶつかっても泥臭く努力し続けたりした経験があるからこそ、やりきる力やメンタルが鍛えられました。
――最近では活躍の幅をどんどん広げています。1st写真集『Butterfly』が発売されましたが、本作にはどのような思いを込めたのですか?
タイトルは「バタフライエフェクト(一匹の蝶の羽ばたきが世界に大きな影響を及ぼす)」から名付けました。これまでのぼくのイメージを良い意味で壊し、ここから世界へ向けて羽ばたきたい、という思いを込めています。リゾナーレ八ヶ岳やスキー場などを舞台に、朝から夜まで夢中になって撮影に臨みました。極寒の撮影でも、世界観に没頭して寒さを忘れるほどでした!
――最後に、将来の進路や将来像に悩んでいる高校生へエールをお願いします!
正直、10代の段階で将来を明確に決めるなんて、すごく難しいことだと思うんです。だから「大学に行ってから、本当にやりたいことをみつけよう」くらいの気持ちでも、大丈夫なんじゃないかな。
今、進路が決まっていなくても、不安になったり焦ったりする必要はない。その葛藤や不安も存分に味わって、ぜひ進んでいってほしいなと思います。高校時代に泥臭く頑張った経験は、形を変えて、将来どんな場所でも生きるはずです。そう信じて、目の前のことにぶつかってみてください。ぼくもみなさんに負けないように、頑張ります!

取材の最後に高校生へのメッセージをお願いすると、力強く「頑張った経験は、必ず将来活きます‼」と書いてくださった冬野さん。ご自身の体験に裏打ちされた、等身大の言葉が印象的だったよ。勉強も俳優活動も、粘り強く向き合う冬野さんの情熱がひしひしと伝わってきたインタビューでした!1st写真集の撮影では、人生初ネイルに挑戦したほか、ヘアメイクや服装、ロケーションすべてを含めて「今までにない自分の表現」に挑戦することを意識していたそう。その新しい一面や挑戦的な表情を、ぜひチェックしてみてね!

著者 :冬野心央
撮影 :神戸健太郎
発売日 :2026年10月19日(月)
価格 :3,300円(3,000円+税)
サイズ :A4(縦297mm×横210mm)
ページ数:112ページ
https://www.stardustpictures.co.jp/book/2026/fuyunomio_butterfly.html
Text/塚田智恵美、Photograph/杉江拓哉(TRON)、Hair&Makeup/ Aki、Styling/藤長祥平
【衣装】ジャケット8万4700円、カーディガン3万9600円、シャツ2万5300円、タイ1万2650円、パンツ4万4000円(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿03-3470-6760)、その他スタイリスト私物 ※価格はすべて税込価格です。













































