敬愛大学、「ネットいじめに関する授業」開発、千葉・柏市で5/22公開
敬愛大学国際学部の阿部学講師は、ネットいじめ早期発見と抑止力を生み出すための新たな手立てとして、柏市教育委員会、千葉大学、ストップイットジャパン株式会社と連携し、ネットいじめを許容しない集団の雰囲気を醸成するための授業を開発した。
全国的にネットいじめによる自殺が発生し続けており、また、柏市では中1のいじめの認知件数が多いことから、深刻な事態になる前に予防・介入することが大切と考え、同授業を開発。
今後、柏市立全中学校の1年生を対象に同授業を実施していく。このうち、初日に当たる授業を、5月22日(月)、柏市立土中学校(千葉県柏市増尾1-23-1)において、教育関係機関・報道機関に公開する。
当日は、「私たちの選択」と題するネットいじめに関するオリジナルの映像教材を視聴しながら、生徒たちが傍観者の視点でいじめを考え、議論する。また、今回新たに柏市が導入し、生徒たちに提供するアプリ「STOPit」の説明も行う。
「STOPit」は、いじめを相談できない子どもに対するセーフティネットの1つとして、また傍観者に対しては解決方策の1つとして、シンプルにすばやく、匿名でいじめを報告・相談することができるスマートフォン用アプリ。