個人事業主の会計や確定申告のサポートをしており、80名程のお客様を担当しています。「何から始めたらいいかわからない」という方には、確定申告で必要な書類や会計ソフトの使い方、経費の仕訳方法などの基本的なことからアドバイス。最近だとインボイスの説明や登録申請の代行なども重要な業務です。確定申告は年1回、3月の締切日までに行う必要があるので、普段から担当するお客様とコミュニケーションをとり、定期的なフォローをして、信頼関係を築くことを心掛けています。お客様の質問にしっかりと回答できて、「ありがとう」という言葉をいただくと嬉しく、プロとして頼られている実感をもてますし、やりがいを感じます。
コンピュータ会計科では、簿記を中心に学べて、在校中に複数の資格取得を目指せます。資格対策授業が充実しているため、私は「所得税法能力検定3級」「消費税法能力検定3級」「法人税法能力検定3級」のほか、WordとExcelの資格を取得することができました。また、人と話すことが苦手だった私にとって一番印象に残っているのは、週1回あったグループディスカッションの授業です。映像を見て、グループで意見をまとめ発表をするのですが、年次や学科の異なる学生でグループをつくるため、面識の少ない人と会話をすることが多く、協調性や対人スキルを磨くことができました。現在、仕事で人と話すときの対応力につながっています。
就職先の先輩方はお客様の質問にただ回答するのではなく、+αの情報提供が行き届いています。例えば「不動産を購入されたお客様に対して、購入時の質問回答だけでなく、売却時に発生する会計処理をあらかじめ伝えておく」というような対応です。私も先輩方のようなフォローができるように経験を積みたいです。また将来、税理士としての独立を考えているので、税理士の国家試験に向けて勉強をしています。そもそも私がこの仕事を目指したのは、専門学校時代のインターンシップがきっかけでした。今振り返ると、在校中に税法にもっと取り組んでおけばよかったと思っています。入学時から将来の目標を決めておくと効率的に学習できますよ。
小倉税務相談所/コンピュータ会計科/2022年3月/進路に悩んでいた時に、ネットで見つけた九州テクノカレッジのオープンキャンパスへ。その際、学べる内容や目指せる仕事、卒業生の体験談などの話を聞き、同校への理解を深めた。元々事務系の職種に就きたいと考えていた上山さんは、同校への入学が希望する職種への近道と考えて入学を決意。在校中は先生たちの親身な就職サポートをうけることができ、現在は小倉税務相談所の税務相談員として個人事業主の会計、確定申告などをサポートしている。多忙な中でのリフレッシュ法は野球観戦。「時には野球場に行って応援することもあります。毎日の試合結果が楽しみですね」と話してくれた。