品質試験部に所属し、無菌注射剤の試験を担当。分光光度計やTOC、液体クロマトグラフなどの機器を使い、製品がちゃんと作られているか、患者様に投与しても大丈夫かどうかを検査・確認しています。無菌かどうかは微生物試験を行います。高い精度が必要なので、実験が無事に終わるとひと安心です。自分たちが作る薬を求める多くの人がいる。出荷できない状況になれば、必要な人にその薬が投与できなくなる。それはとても苦しいことです。そんなことにならないよう、しっかりと責任感を持って取り組んでいます。まだ入社3年目で経験も浅く、できない試験も多いので、もっとスキルを上げて試験をばんばん任せてもらえるようになりたいです。
医薬の分野に興味があり、実験が好きで分析の仕事がしたかったので、医薬関連の企業に就職。元々、痛み止めがなんで効くのかとか、体に有効な薬の成分などに興味を持ったことが、学校選びのきっかけでもありました。学校では実験が多く、専門学校では珍しい分光光度計とか液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフなどの分析機器に触れる機会も多々。それが仕事の現場でとても役立ちました。会社にも同じ機器があり、それを使った分析を行うのですが、学校でも実際に同じ機器での実験を体験していたので、最初から不安なく業務を進められました。また、薬品の取り扱いなどの最初の基礎をしっかりと習っていたのもよかったです。
高校の先生に体験入学を勧められたのが、この学校を知る最初のきっかけでした。その時に簡単な実験を体験し、それがとても楽しかった!サポートしてくれていた在校生と先生方の距離がとても近く感じて、その点もいいなと思いました。入学当初は化学の知識も何もなかったし、機器とか実験方法とかも分からない状態だったので不安はありました。でも、基礎の基礎から丁寧に教えてくれたので、少しずつ不安もなくなり、自信も少しずつ付いていったかなと思います。週2回の実験、半年かけて取り組んだ卒業研究、道頓堀川の水質検査、広報委員としての活動、手厚くご指導いただいた就職活動など、とにかくたくさんの経験ができてよかったです。
東洋紡(株)勤務/健康化学分析学科/2020年卒業/知識とスキルを2年で修得してすぐに社会に出られることと、充実した就職指導に魅力を感じて、大学ではなく日本分析化学専門学校に進学した長濱さん。「とにかくたくさんの実験をさせてもらえたのは、大学ではなく、この学校を選んでよかったと思える魅力でした。また就職活動中は、履歴書の書き方から面接練習まできめ細やかに指導していただきました。自己PRも自分の長所を先生に聞いたり、文章に起こして先生に添削してもらって改善したり。希望分野も把握してくれていたので、オススメの企業などを紹介してもらうなかで選択肢も広がり、そのおかげで希望する分野への就職が叶いました」。