勤務先の「ベネッセハウス」は、瀬戸内海の直島にある、ホテルと美術館が一体化した世界でも珍しいスタイルの宿泊施設です。私の仕事は、フロントメンバーの一員として、お客様のチェックイン・チェックアウトのご対応やお客様の送迎業務、さらにその日の売り上げチェック、島内の美術館やアートスポットをはじめとした観光案内などさまざま。やりがいは、日々世界各国から来られるお客様と接し、さまざまなお話を聞け、毎日楽しく働けることですね。宿泊いただいたお客様から感謝のお手紙をいただいたり、その方がまたホテルに寄られて「またお会いできて良かった」とおっしゃっていただいたことは今も忘れられない思い出です。
就職活動をする中で、一番大事にしていたのは、「世界各国から訪れるお客様を英語を使っておもてなししたい」との思いでした。いろいろなホテルを考える中で、出会ったのが今の会社でした。一番興味を持ったのが、「ベネッセハウス」は宿泊者の7~8割が海外からの人で、その多くが英語を話す欧米の方だったことです。「ここなら、自分のやりたいことが叶えられる」と感じ、入社を決めました。職場は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島の中にありますが、島全体がアート作品に彩られ、ゆったりとした時間が流れる雰囲気もとても気に入っています。学校では、先生方にお世話になり、私にとって理想の職場と出会えたことに感謝しています。
学校に入学してからは、大好きな英語を仕事で活かせるよう、語学学習に全力で取り組みました。もちろん大変でしたが、いろいろな英語の表現ができるようになれば、さまざまな国の人とコミュニケーションが取れるようになりますし、海外のお客様が多いホテルへの就職も有利になると考えて、頑張りましたね。就職してから感じているのは、せっかく現場経験豊富な先生から、もっと現場のお話を聞いておいたら良かったなということ。なので、これから業界を目指す皆さんには、「学校で先生方が経験したホテルや職場の事例、特別な接客のことなど、いろいろ聞いておいた方が役に立って良いよ!」ということをアドバイスしたいですね。
株式会社直島文化村「ベネッセホテル」勤務/ホテルワールド/2022年卒/学生時代は、英語を使って海外からのお客様をおもてなししたいと考えて、就職活動に取り組んだ森下さん。多くのホテルを見る中で、7~8割が海外から、しかも英語圏のお客様という「ベネッセホテル」と出合い、就職を決定。現在は、理想的な職場、思い描いていた通りの仕事に携わり、充実した日々を送っている。