ホテルで働く魅力の一つがいろいろな人との出会い。家族連れから、著名人や企業の役員の方まで、さまざまな出会いを通して人間的に成長できます。さらに、ホテルの仕事はフロントやレストランだけではなく、一般企業と同様に営業、人事、経理などもあります。入社すると、大学卒業でも専門学校卒業でも、通常誰もがサービスの仕事からスタートし、各自の希望や適性に応じてキャリアアップをめざせることもホテルで働く良さです。また、多くの日本人が海外旅行を楽しむ今、海外のホテルは日本人スタッフを求めています。日本で経験を積んだ20歳代のスタッフが海外のホテルで活躍することも珍しくありません。ホテルで働く人の可能性を広げてくれるのが「英語力」。時間のある学生時代にしっかり身につけておくことをお勧めします。
ホテルスタッフに必要な基本的なスキルや心構えを学ぶとともに、学生たちが実際にホテルを見学する機会を多く作っているという水島先生。神田外語学院出身のスタッフから、具体的に仕事の話や、学生時代にやっておくべきことなどの話を聞いているそうです。ホテルといっても、立地もタイプもさまざま。「自分がどのようなホテルで、どのようなお客様を相手に働けば幸せなのか」「そのホテルで自分の強みはどう生かすことができるのか」を学生たちに考えてもらい、自分の言葉で話せるようになることを大切にしています。
これからの時代に活躍できるホテリエは、スキルや知識にくわえ、高い英語力が求められます。国際ホテル科で両方を身につけ、世界中で働いたり、世界中から日本に来るお客様をおもてなしできるようになってください。
専門分野:ホテル業界研究、ホテル全般
ヒルトンホテルに17年間勤務。フロント、ゲストリレーションズ、営業、総支配人付秘書を経験。さまざまな職種に就いたおかげで実感できたホテルの仕事の魅力や、ホテリエにとって英語力を身につける大切さを学生に伝えている。日本のおもてなしの心と語学力を駆使して、世界中から訪れるお客様に自宅にいるような安らぎと寛ぎの空間と時間を提供することがホテリエの仕事だという。