現在はコンサートやイベントの音響機材の準備、セッティング、音の調整、ステージのケアなどを行っています。街のイベントから大規模なコンサートまで、幅広いジャンルの業務に取り組めるのが面白くて、今の勤務先を選びました。公演成功のために、ふだんから大切にしているのは仲間同士のコミュニケーションです。現場では短期間で意思疎通を行い、信頼を得ることが必要です。そのため積極的にコミュニケーションをとり、先のことも考えて確認を怠らないように努めています。やりがいを感じるのは、公演が成功し、関わっていた人たちが笑顔で現場を終えられたとき。大変さを超えるうれしさがありますね。
高校1年生のとき、好きなアーティストを見るためにライブハウスへ行き、PAエンジニアという仕事を知りました。アーティストの近くで音楽に関われる仕事に憧れ、高校卒業後は尚美ミュージックカレッジ専門学校へ。学校選びの際は、オープンキャンパスに参加して学校の雰囲気を見たり、先輩に話を聞いたりしました。学生生活について詳しく教えてもらえて、自分が入学してからのことをイメージできたのがよかったですね。もし、どの学校に進学しようか迷っているなら、複数の学校を見学したほうがいいですよ。先生や在学生に直接話を聞き、自分が通い続けられるか、成長できる環境かをイメージしながら、進学先を決めるのがいいと思います。
音響・映像・照明学科では、音響、レコーディング、映像制作、照明4分野の基礎を学んでから、自分の専攻を選択できるカリキュラムになっています。業界にどんな仕事があるか詳しく知らなくても、入学してから専攻を決められるので安心。また、自分の専攻以外のことも学べるので、仕事をしていく上で関わる他のセクションの内容を理解することもできます。私は、ジャンルにとらわれずさまざまな現場で経験を増やしていくことが大切だと思い、学内のイベントスタッフなどにも積極的に参加して、授業プラスαの知識や経験を得ることができました。先生方も親身になって話を聞いてくださり、悩んだときは気軽に相談できたので本当に助けられました。
株式会社サンフォニックス 勤務/音響・映像・照明学科/2018年卒/PAエンジニアとして、さまざまな場で活躍中。入社4年目となる現在は、「レベルアップした仕事をまかせてもらえるよう、知識・技術を増やすことが目標」と語る。