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最後列から神7へ! SKE48須田亜香里さんに聞く「自分を好きになる方法」

最後列から神7へ! SKE48須田亜香里さんに聞く「自分を好きになる方法」

新年度が始まり、新しい環境での生活がスタート!
 

この時期は、「クラスメイトに溶け込めない自分が嫌い…」「受験生になって、周りのみんなと成績を比べて落ち込んでしまう…」など、自分のコンプレックスばかりが目について、ネガティブになってしまう人も多いのでは?
 
そんな、なかなか自分を好きになれない高校生に向けてアドバイスをもらうべく、SKE48チームEのリーダーで『コンプレックス力 ~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~』の著者、須田亜香里さんにお話を聞いてみることに!

 

今の自分を受け入れることで、一歩前進できた

 

 

昨年の選抜総選挙では、272名いる48グループのメンバーの中で7位にランクインした須田さん。
 
“神7”の仲間入りを果たした彼女だが、SNSで検索すると「須田亜香里 なぜ人気」「須田亜香里 かわいくない」というワードが出てくるとか。
 

「そうなんですよ(笑)。
 
特に、昨年7位になって注目していただくようになってからは、そういう声がかなり増えました。
 
今は、そんなイジリも『おいしいな』と思えるようになったのですが、外見にコンプレックスを感じていたこともあります。
 
SKE48のメンバーもそうですが、周りがみんなかわいいんですよ。
 
特に、AKB48の選抜に入らせていただくようになってからは、皆さんがキレイすぎて、一緒の画面に映る自分を見ながら『なんで自分はこんなにかわいくないんだろう』とよく落ち込んでいました」

 
そんな時、須田さんは“あること”に気がついて気持ちが楽になったという。
 

「ある日、ふと『こんなに落ち込むのは、自分のことを“かわいい”と思いすぎているからなんだ』って気づいたんです。
 
『自分はもっとかわいいはずだ』と思っているから傷つくし、落ち込むんだって。
 
それからは『これが今の私なんだ』と素直に受け入れるようにしたら、気持ちが急に楽になったんです。
 
今の自分を正面から受け止めるのは勇気がいることかもしれないけど、私の場合は、素直に受け入れたことで『じゃあ、かわいくなるにはどうすればいいんだろう?』っていう次の一歩が踏み出せるようになりましたね」

 
“アイドル”という立場に限らず、高校生も友達と撮った集合写真を見て「自分だけかわいくない…」なんて落ち込むこともあるはず
 
そういう時は、須田さんのようにまずは今の自分を認めてあげてから解決法を探してみると、もやもやした気持ちが楽になるのかも。
 

“全部が嫌!”ではなく、“何が嫌なのか”を具体的にする

 

 

「私は『自分が嫌い!』って思ったり、嫌なことがあると、何が嫌なのかをノートに書き出すようにしているんです。
 
髪型が嫌なのか、表情が嫌なのか、笑えていない自分が嫌なのか…。
 
『なんとなく嫌だ』ってまとめちゃうと、結局どこが嫌なのかわからなくて、自分を嫌いなままになってしまうんですよね。
 
でも、嫌なところを具体的にしてみると、案外『こんなに小さなことだったんだ!』って気づいたりするんです。
 
理由がわからないまま自分を嫌いになるのは、本当にもったいないから…。
 
もし、写メを見て隣りの友達の方がかわいいと思うなら、その子のかわいさを観察してマネしてみるのもいいですよね。
 
表情とか髪型とかポーズとか。
 
『次はこうしてみよう!』っていろいろ試していくと、楽しみながら前に進めるような気がします」

 

コンプレックスを楽しみながら乗り越えることも大切

 
また、嫌いなところを克服するだけでなく“乗り越える方法”をみつけることも大切だという。
 

「もし『自分の笑顔が嫌だ』って思ったとしたら、写真を撮る時はいつも変顔しちゃったっていいんです!
 
ステキな笑顔になるために研究することも大切だけど、『嫌だな』『しんどいな』って思うことを“楽しみながら乗り越える方法”を、自分なりにみつけてみることもすごく大事なんですよね。
 
そんな遊び心があると、これから先、大きな壁に直面した時にもきっと役立つと思うんです」

 

 

肌荒れに悩んだ時期は何もかもが嫌だった

 
今は、コンプレックスを前向きなパワーに変えている須田さんだけど、SKE48に入って少し経ったころ、人生で一番「自分のことが嫌い」だと思った時期があったという。
 

「私が一番、自分を嫌いになったのは、肌がすごく荒れた時期ですね。
 
SKE48に入って、毎日のように日焼け止めを塗ったり、メイクをしたりするようになって、ニキビみたいなものがたくさんできてしまったんです。
 
肌荒れがひどくならないように、食べ物にも生活習慣にもかなり気をつけて、皮膚科にも通ったけど全然ダメ…。
 
何をやっても治らなかったんです。
 
でも、周りの子たちはスナック菓子を食べててもすごく肌がキレイで…。
 
『何でこんなに不公平なんだろう?』って本当に辛くなりました。
 
ブログのコメントにも『見ていて不快です』とか『便秘なんじゃない?』って書き込みがあったりして。
 
この時期は、テレビに映るのも何もかも、全部が嫌でした

 
いくつも病院を探して通っても治らず、病院からの帰り道はいつも大泣きだったという須田さん。
 
そんな時期をどうやって乗り越えたの?
 

「当時は、治るように頑張るのもストレスだったので、肌のことを考えずに笑える時間を大切にしました
 
私の場合は、握手会をしている時間でしたね。
 
会いに来てくれるファンの方たちは、誰も私の肌のことなんて気にしていないんですよ。
 
見た目じゃなくて、一緒にいる空間を楽しんでくれたり、会話を楽しんでくれる人ばっかりで…。
 
そういう仲間がいることに気づけたことで、気持ちが楽になりました。
 
あとは、肌荒れに悩んでいることを思い切ってブログに書いたのも大きかったです。
 
コンプレックスを打ち明けるのはかなり怖かったのですが、勇気を出したことで『辛かったよね』と共感してくれたり、同じような悩みを抱えている人がいることも知れたので、すごく支えになりました」

 
コンプレックスは、自分の中だけで考えているとどんどん深刻になってしまうもの。
 
思い切って人に打ち明けることで心が軽くなったり、周りの人のやさしさに気づけることもあるのかも!
 

 

“努力した道のり”に自信がもてれば、それでいい

 

高校生の中には、外見だけでなくテストの成績や勉強面でコンプレックスを感じてしまう人も多いはず。
 
須田さんも、学生時代、勉強に対する劣等感をもっていたそう。
 

「私、暗記がすごく苦手なんですよ。
 
社会のテストで『ここの範囲を覚えれば点数が取れる』っていうのがあって、友達と一緒に勉強を始めたんですけど…。
 
友達は2時間もしないうちにスルッと覚えちゃったのに、私は1日かかっても覚えられなくて。
 
この時は、すごく劣等感を感じました。
 
『人にできて自分にはできないことがあるんだ』って初めて目の当たりにして、かなり落ち込みましたね。
 
SKE48に入った今も、ダンスの振りを覚えるのは苦手です…」

 
でも、そんな自分だからこそいいこともあるのだとか。
 

覚えるのは遅いけど、その分、深く刻まれるから忘れないんです。
 
高校の時に覚えた英単語が、今でもパッと出てきたり。
 
時間をかけた分、ちゃんと刷り込まれているんですよね。
 
だから今は、“努力した道のり”に自信がもてれば、それでいいと思えるようになりました。
 
時間とか結果とか、数字だけを見ると自分だけが遠回りしているような気がしちゃうけど、頑張った時間は絶対に無駄じゃないと思います」

 

そして、「頑張った自分をホメること」がとても大切だと須田さんは言う。
 

「ずっと頑張り続けるのはすごく大変だからこそ、時々はちゃんと自分をホメてあげることも大事!
 
 私は、ある程度まで悩んだら、『こんなに深く考えてる自分ってえらい!』とホメてあげて、あとは『まぁ、いっか』って自分にOKを出すようにしています。
 
ストイックに思いつめすぎずに、自分を許してあげることも時には大切だと思いますね」

 

 

“夢”がみつからない時は“ときめくこと”を探そう!

 

そんな須田さんに、「今の自分は好きですか?」とたずねてみた。
 

「好きです。
 
今までで一番好きですね。
 
私は、コンプレックスばっかりなんですけど、足りない部分があったからこそ、手を差し伸べてくれる人がいて、支えてくれる人の存在を感じられました。
 
足りない部分があるっていうのは、人とつながれるチャンスだと思うんです!
 
 私は、今までいろんな人に支えてもらいながらここまで来たから、今の自分を否定すると、その人たちを否定することになってしまう。
 
みんなの“要素”が入っている自分だからこそ、『好きだな』って思えるんです」

 

 

最後に、いろいろ悩みを抱える高校生にメッセージをもらった!
 

「高校生の時は、外見のことや勉強のこともそうですが、将来のことについても悩む時期だと思うんです。
 
私は、夢を決めなきゃいけないことがすごくプレッシャーでした。
 
SKE48に入ってからもずっと『私は結局、何になればいいんだろう』って考えてしまって…。
 
でも、『夢』って考えると重たくなってしまうけど『やってみたいこと』ならたくさん思いつくなって気がついたんです。
 
それからは、自分がときめくような『興味のあること』『好きなこと』をノートに書き留めるようにしました。
 
本当にしょうもないことなんですけど『硬めの歯ブラシが好き』とか『今はもう電車が走らなくなった廃線が好き』とか(笑)。
 
自分が何にときめくかがわかると、夢が広がるなって思ったんですよね。
 
今の私だったら、写真集を出してみたいとか、世界を旅してみたいとか…。
 

悩んでいる時間って『もったいない』と感じるかもしれないけど、未来では絶対に『あの時、悩んでよかった』って思える時が来ます。
 
私も25歳になってやっと、そう思えるようになりました。
 
だから今は、焦らずにいろんなことに悩んでいる自分をホメてあげてほしいと思いますね」

 
外見、勉強、将来…。
 

 
いろいろなことに悩んでコンプレックスを抱えている高校生にとって、自分を好きになるのはなかなか難しいことかもしれない。
 
でも、そうやって“悩むこと”そのものが、本当はとてもパワーが必要なこと。
 
まずは、ちゃんと悩んだ自分を「よく考えてえらい。頑張った!」とホメてあげることが、自分を好きになる大きな一歩につながるのかもね。
 
 

コンプレックスに悩む高校生へ応援メッセージ

 

 

***プロフィール***
須田亜香里(すだ・あかり)
1991年10月31日生まれ、愛知県出身。SKE48チームEリーダー。2009年にSKE48の3期オーディションに合格。握手会での“神対応”が話題になり、注目を集める。
グループでは最後列のポジションからスタートしたが、地道な努力を重ね、昨年のAKB48シングル選抜総選挙では、7位にランクイン。“神7”入りを果たす。
現在、アイドルとして、一人の社会人として培ってきた仕事術やコミュニケーション術をつづった書籍『コンプレックス力 ~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~』が好評発売中。

 

榛村季溶子/short cut

榛村季溶子
short cut
ライター

1980年4月生まれ。静岡県出身。黒はんぺんが全国共通だと思い込んで育ったため、コンビニのおでん売り場で白いはんぺんを見たときは「メレンゲが浮いてる!」と衝撃を受けました。そんな私も上京して早15年。ライター事務所・ショートカットに所属し、雑誌、web、広告など幅広く執筆しています。

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